「じゃんけんの勝率を上げるには?」 数学者が出した“回答”になるほど…

東京大学大学院数理科学研究科の准教授を務める佐々田槙子さんが登場。数学に関する質問に答えました。

じゃんけん

26日、YouTubeチャンネル『WIRED. jp』が動画を更新。

数学者の佐々田槙子さんが登場し、ネット上の質問に回答しました。

【動画】WIRED Japan「数学者、佐々田槙子だけど質問ある? 」



■「人の“クセ”が勝率にすごく響く」

東京大学大学院数理科学研究科の准教授を務める佐々田さん。確率論を専門分野とし、新しい理論の構築などの研究を行なっています。

今回の動画では、ネット上で募集した数学に関する質問に回答。「じゃんけんの勝率を上げるには?」という質問に、佐々田さんは「クセを読まれたりとか、ちょっと(手を)早く出してしまうとか…人の“クセ”が勝率にすごく響くようです」と見解を示します。



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■サイコロと違う人間のランダム性

佐々田さんいわく「“ランダム”に出せれば強い」そうですが、人間にとってその点が最も難しいポイントだといいます。「ランダムに数を出したり、じゃんけんの手を出すことを人間がやるのはほぼ不可能」と言い切る佐々田さん。

サイコロの例を出し、人間が「ランダム」と連想する数字では「5、5、5」など続いた数字があまり出ないことに対し、サイコロではそのような結果が結構な確率で出ると話します。



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■「なるべくランダムに出せるよう練習」

その例を踏まえ「人間が考えるランダム」と同じ性質を持つ「数列やじゃんけんの列」を出すことは「非常に難しい」と語る佐々田さん。結論として「クセがないように、なるべくランダムに出せるよう練習」と述べました。

そのほか「数学がこの世からなくなると、どんなことになりそうですか?」という質問には、検索エンジンといった情報技術、またAIなどには数学の技術が使われていると説明したうえで「現代的な便利な機能がなくなってしまうと思います」と回答しました。



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■「人のクセを見抜くのがうまくなれば…」の声も

今回、佐々田さんが語った見解に「相手にクセや傾向を読まれる場合があるからランダムに出すのが最善」といった声のほか、「ランダムに出せるようになったからって勝率が上がるとは限らなくない? 人のクセを見抜くのがうまくなれば勝率は上がるよね」といった声も。

そのほか「とっても興味深い話をわかりやすく…聞いていて楽しかったです」「この世から数学がなくなったら、人間って本当になにもできなくなるね。言葉がなくなるくらいかそれ以上に大変」といった声も寄せられています。

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