結婚相談所ではじめての“お見合い” マッチングアプリと違いすぎる世界に動揺

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

マッチングアプリって難しい…? 真剣交際になると思ってた人が全然良い人じゃなかった。カジュアルやられそうになったうえに、割り勘紛争まで。

このままじゃ今日は眠れない。宿敵・婚活アドバイザーに電話してしまうのです。私は反省し、そして、ある決意をしました。

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■”宿敵”に電話

何故、こんなことになっているんだっけ? 自分のマッチングアプリの使い方は、間違っていた? まず、登場人物が多すぎて、脳の処理が追いついていない。悔しいけれど、癪だけど、この人に電話するしかない。宿敵・婚活アドバイザーに。

婚活アドバイザーは、快く電話に出てくれました。まずは、千葉男の話をしました。付き合うと思っていた人が、体目当てのカジュアル男で、しかもコンビニで割り勘事件が起こった話を伝えました。

すると「いい人じゃないですね、それは早く気づいて良かったです」。けっこうハッキリと言う婚活アドバイザー。とりあえず、ここは共感してくれました。「しかも、まほさんちで安くセックスしようとしてるのに、割り勘にするなんて最低です」。ここも、同じ意見でした。

では、私は今回そんなに悪くないと言うことで宜しいでしょうか? しかし、婚活アドバイザー、ここから、私へのダメ出しが始まりました。



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■婚活アドバイザーが教えてくれた反省点

「まほさん、なんでこんなことになったのか、わかりますか?」 私は「人を見る目がなかった、たった1回の紳士的なセリフで信じすぎたから。ですかね…」と答えると、「ちょっと違います。思ってた人と違った…というのは良くある話です。そこではないのです、今回の事件、自分が引き寄せてます」。どういうことだろう?

「まほさんは、ずっとここ数ヶ月、カジュアルやってましたよね? 雰囲気に出るんですよ」。目から鱗でした。「この女、やれるなって、軽そうだぞって、表情や振る舞いに必ず出ます。彼はそれを感じたんですよ」。私は、固まりました。確かに、何日もカジュアルしていたら、それは習慣になり、性格になり、結果そういう男を引き寄せる。それはあるなと納得。

つづけて、婚活アドバイザーはズバリ言ってきました。「結局、カジュアルから真剣交際できたんですか?」…できてない。以前言われていた「3回目から連絡が途絶える」もズバリ当たっている…。何も言い返せませんでした。全て間違っていたんだ…。カジュアルやっていれば、それだけ数打ち当たれて真剣交際ができる、みんなが難しいと言っていることをやり遂げられる、そう思っていたのに。

「これで、わかりましたね? 体から入ると、付き合うのは難しいんです」。認めたくないけれど、難しいというのはわかりました。世の中にはそれから交際して結婚してる人もいるけれど、難易度は高いことは痛いほどわかりました。

「じゃあ、これからどうしますか?」 完全にカウンセリングを受けている状態になっていました。今回は、おとなしく認めよう。それに、カジュアルはもう辞めたんだ。これからどうするか…。もう、答えはこれしかありませんでした。流れを変えるには、ずっと避けてきた、あれにチャレンジするしかない。



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■結婚相談所やります

勇気を出して、婚活アドバイザーにこう言いました。「結婚相談所、やります。いや、やらせてください」。

ついに私はチャレンジします。正直、マッチングアプリで運命の人を見つけたい。でもそれは一旦置いておく。婚活アドバイザーは嬉しそうに「まほさんの運命の相手、私が見つけたぁい♡」と、おっしゃってくれました。こんな環境、ビッチなカジュアル女に与えてくださるんですから、感謝です。

完全放置していた結婚相談所アプリを開いてみると、新規3名のお見合いの申し込みが来ておりました。こんなにアプリを放置してたのに、たったの3名。どんだけ人気ないんだよ。

53歳・薬剤師/60歳・経営者/55歳・会社役員

こちらが新規のメンバーでした。やはりそうなんです、これが現実です。そして、プロフィール写真は全員、太陽光の下で無理した元気のない笑顔、まるで介護保険のパンフレット。これも安定でした。

よし、今の私は反省期。来るもの拒まない。申請いただいたものは有り難く受け入れよう。この精神でいくことに決めました。

続きを読む ■39歳・教師

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