結婚相談所ではじめての“お見合い” マッチングアプリと違いすぎる世界に動揺

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

■39歳・教師

しかし、今までずっとイケメンカジュアル男と遊んでいた私。カジュアルを体から抜く作業が大変でした。毒を抜くまでがツラいといいますが、まさにそんな感じで、禁断症状がおこりました。

それでも頑張りました。朝起きて、まずマッチングアプリだったのを、結婚相談所アプリに変えました。そして高望みせず、たまに同年代の見た目が好みな男性を探しつつも、お見合いの申請を受け入れる体作りをしていきました。すると、1件のお見合い申請が入りました。

39歳・教師。珍しく同い年が来ました。写真を見ると…うっ!

禁断症状が出ます。カジュアル男たちと何もかもが違いすぎる…! こんなにも違うのか。39歳に見えない老け具合。大喜利で「おっさん」関連のお題の写真に使われそう。髪も少し…いや、だまれ! お前にそんな権利はない! 自分を叱りつけました。この人とお見合いしよう。謙虚にいく。そう決めたんだから。

お見合いOKをし、日程を決めていくことになりました。これは婚活アドバイザーを入れずに、マッチングアプリのように自分たちで決めていくことができます(※婚活アドバイザーは、のちほど日程を知ります)メッセージのやりとりは、なしです。

そういえば、このアプリはビデオデートも可能でした。ビデオデートにしよう。ちょっとまだカジュアルの毒が抜けてないし、正直、出かけないで済むならそれがいい…。

そして、ビデオデートの日が決まりました。


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■はじめてのお見合い

婚活アドバイザーからの「がんばってくださいね♪」メッセージを受け、いよいよです。ビデオデートだけど、お見合いであることには間違いない。色々言ってはいましたが新しいことをするのは好きなので、もうワクワクしていました。

時間になり、アプリを開き相手が読み込まれるのを待ちました。きた…! うっ!

早速、びっくりしました。顔がアップすぎる。近い。真後ろには障子。畳の部屋か。なんか実家っぽい。…そんなことより、会話をはじめないと。「はじめまして。よろしくお願いします」 ここからは正直、マッチングアプリと変わらないと思いました。当たり障りのない会話をするだけ。

彼は高校の歴史の先生ということがわかりました。

私「先生ですか。生徒たちってかわいいんでしょうね」


彼「いや、もう高校生なので。そんなに”かわいい”ってかんじではないですね」


私「同い年ですね、何か趣味とかありますか?」


彼「休みの日は、散歩とか、野球を見に行ったり」


私「いいですね!」


彼「実家暮らしなので、楽ですよ、母のごはん食べたり、母と散歩したり」


39歳でやはり実家暮らし。お母さんと散歩。この男性とお母さまと私と3人で散歩しているところを、イメージしてみました。…できない。

チラッと時計を見ると、まだ、30分しか経っていない…! 長い、非常に長く感じる…。30分でビデオデート終わりにしたら失礼だよな…。あと30分、がんばろう。

マッチングアプリで小慣れたトークスキルを思う存分発揮しました。カジュアル男も、ヤバい人たちも盛り上げてきました。「私はコミュニケーション能力高女!」 そう言い聞かせてテンションを意図的にあげていました。

すると「僕、今日この前に、アドバイザーさんと練習したんですよ」と彼。えっ、練習? 「はじめてですし。ビデオ通話とかも初めてなので、練習しました」。チクッと罪悪感が襲いました。この日のために練習…。そんな真面目に取り組んでいる彼。

一方、つい昨日までカジュアルやってた私。なんだか、私とお見合いしてることに申し訳なさを感じました。そして、1時間が経ちました。やっと終わった…。御礼の挨拶をして終わりました。


■決断力が必要

あぁ、終わった。こんな感じなんだな、お見合いって。ひと仕事終えた気分でした。私は今は反省期。感謝をしよう、お見合いしてくださりありがとうございます。すると、すぐ婚活アドバイザーから連絡がきました。

「どうしますか? 仮交際に進みますか?」 はや! もう決めなきゃいけないの? そうでした、マッチングアプリと違うところは、とりあえず置いておくができないのです。既読スルーなんてない世界です。ちなみに、仮交際は「またデートする」ということで、その間、他の人との同時進行もOK、特定の相手と本交際に進んだら、他は切らないといけないというシステムです。

決断力も高めないといけないのか…。か、仮交際…。お付き合いとなると…ごめんなさい。こうして初めてのお見合いは終わりました。

私は、その後も”ビデオデート”を重ねていきました。さらに、マッチングアプリも同時進行。今度はカジュアル男でなく誠実男を探すため。

この反省期の謙虚さが、奇跡を生むのか?! 乞うご期待♪

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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