アプ活で会った“カジュアル男”から聞いた、“カジュアル女”の実態に衝撃
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
■高級ホテルへご案内
そこは、まぁまぁの高級ホテルでした。いや、カジュアル男なのはわかっていたし、ホテル行くんだろうなとは思ってたけど、何でこんな高いところに？ 私は思わず「高くない？ その辺のラブホテルとかじゃないんだね」と言うと、「そういうところ、いやなんだよね」と彼。だから、銀座にした、新宿とか渋谷は品がなくて、とのこと。マッチングアプリでカジュアルやる人が品も何もないと思うが…。
そういえば私は「レストラン予約」の他に「高級ホテル」にめちゃくちゃ弱いのです。大好きなのです。珍しいカジュアルが体験出来ると思い、行ってしまいました。また会って数時間でホテルです。もう、怖さもなくなっていました。
部屋に入ると窓から見る銀座の街が煌びやかでした。また、この言葉を心で呟いていました。「神様…こんな体験させてくれてありがとう」。彼をチラッと見ると、まずは、乾杯しようとグラスを用意してくれています。そんな彼に「ありがとう♡ありがとう♡」と何度も言いました。微笑む彼。こんな人が彼氏だったらなぁと思いました。
でも…感じていました。めちゃくちゃ結婚願望なさそうと。バツイチ特有の”しばらく恋愛はこりごり”と背中に書いてあるのです。
おだやかカジュアルホストは、たくさん話を聞いてくれました。話は、高校時代まで遡っていました。この人、聞き上手すぎる。うん、うん、と頷きながらも、だんだん、ソワソワしだしていました。そっか、ここ、ホテルか。でも、なんだか今日は話したい気分だし、銀座の高級ホテルを味わいたい…と思っていると、彼がこう言い出しました。
「どんなプレイにする？」
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■恋愛がしたい
プレイ？ ちょっと待って、プレイって？ 「どんなのやりたいかなーって思って」 いや、私、すごくノーマルだし、正直、そんなに今したい気分じゃないんだけど。さっきまでめちゃくちゃまともで、おだやかだったのに、急に「プレイ」。もしや、縄とかローソクとか出してくるとか…？ 「いや、普通でいいかなって」と言うと、「そうなの？ マッチングアプリで会った子たち、みんな変わってたからさ」。
女性側を知ることがないので、衝撃でした。私はカジュアル男しか知らなかったけど、カジュアル女も当然いる。女子のほうが積極的で、色々なプレイを試してきて、ホテル集合ホテル解散などしているというのです。真のカジュアル女だと思いました。そういう私もこの時期は、カジュアル女でしたが…。
「定期的に会ってるの？」と聞くと、「いや、みんな、彼氏できたりして遊びやめちゃうんだよね」と。
なに！？ いい情報を聞けました。ほらほらほら、カジュアルやってても本命の彼氏出来るじゃん！ 私、そんなに間違ってないじゃん、婚活アドバイザーさん！ なぜかこの時、希望が持てました。
「まほちゃんはどんなプレイかなーと思って」まだ、プレイの話が続いていました。私は、思っていることを真っ直ぐ伝えました。
「私は、恋愛がしたい、恋愛がいい」…。彼は数秒、無になりました。「恋愛かぁ」この反応には慣れていました。カジュアル男たちが、最も苦手とするワードだからです。
「やっぱり恋愛がいい、相手を好きって気持ちになりたい」と熱弁してしまいました。彼は「なるほど」とごまかし、「そう言われても、よくわからないんだよね、恋愛。なんか恥ずかしい」。
ちょっとめんどくさかったのでしょうか。一気に空気が変わっていくのを感じました。
■もう会わない
結局、お互いしゃべり疲れて寝てしまいました。朝になってしまいました。チェックアウトです。せっかく高級ホテルに泊まったのに、なんか、変な感じになってしまった…。シャワー浴びようかな…？ と思っていると、彼はそそくさとシャワーを浴びていました。
今日仕事なのかな？ 続いて、私もシャワーを浴びたのは良いものの、もう時間がない。何もしないで終わりでもいいか、なんか悪いけど…と、気まずそうにしていると、着替えながら彼はこう言いました。「まほちゃん、よく喋るね、なんか、そういう気分じゃなくなっちゃった」。
これには、ちょっとショックでした。よく喋る女は色気がないと言われているみたいでした。喋りすぎたのはホストのあなたのせいよ、と、心の中で呟いていました（飲みすぎたのはあなたのせいよ♪に乗せて）。
帰りの駅でLINEを交換し、お礼を言って解散しました。私はすぐわかりました。LINEは来ないだろう、この人にもう会うことはないと。こういう人が彼氏だったらなって思ったのは事実。なのに、終わり。この人は、きっと数年後、誰かと普通に恋愛して2度目の結婚をする気がする。
恋愛に発展するのとしないのは、何が違うんだろう。相性？ 出会い方？ 理屈ではないけれど。人に会いすぎてて、よくわからなくなる。
ドッと疲れがきました、私は「そろそろカジュアルを辞めよう」とこの時思いました。そして、カジュアル卒業式をすることにしたのです。
次回、カジュアルラスト。それは、逆ナン！？ しかし、この逆ナンが過去最悪の気持ちに…。そして…ここまで調子に乗ってきたツケがついに…。
人生って因果応報。乞うご期待♪
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（文／fumumu編集部・こいで まほ）- 1
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