騙されてしまう人も多数？　約1割がよく流している「悪い涙」の正体とは

「友達が家に遊びに来たときに、ずっと片思いしている男性の話を相談してきたんです。ただ相手には彼女がいて、あまりいい展開は期待できないのが現実で…。

友達はそのような状況を悲観して、泣き出してしまったんです。私は友達をなぐさめていましたが、なかなか泣き止みません。そこで私は共感していることをアピールするために、嘘泣きをしてみたんです。

友達はさらに泣いてしまいましたが、私の涙を見て『少し気持ちが落ち着いた』と言っていました」（20代・女性）

「家に帰る時間が遅い日が続いたために、親がかなり怒っていました。父にしばらく叱られていたのですが、深夜ということもあり眠気が出てきてしまって…。

早く話を終わらせたいと思った私は、泣いたふりをして父に謝りました。普段はあまり家族の前で泣かないので、父はびっくりしてしまったようでした。

そこからすぐに話は終わったので、嘘泣きの効果はあったようです」（20代・女性）

「ミスしたわけでもないのに、理不尽な理由から上司に怒られていました。しかもその上司の説教は、とても長くて…。反論をする勇気もないので、とにかく早くこの時間が終わってほしいと思いました。

そこで上司に効く可能性は低いかもしれませんが、とりあえず嘘泣きをしてみたんです。すると普段は強いイメージの私が泣いたのにびっくりしたのか、上司はトーンダウンしていきました。

私の嘘泣きのせいで、周囲にいた人にまで心配をかけたのは申し訳なかったと思っていますが…」（20代・女性）