脳死判定を受けた夫、“臓器摘出手術”直前に足が動き… 「死亡していない」と診断

子供の動画を流したことで、事態は急展開を迎えることに…。

入院中の男性
(sudok1/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

今にも目を覚ましそうに見える家族が脳死判定を受けた時の心情は、筆舌に尽くしがたいものがあるでしょう。

そんな絶望的な状況のなか、突如一縷の望みが見えた家族が話題を集めています。『Daily Mail』『Mirror』など海外メディアが報じました。

 

リステリア感染症

アメリカ・ノースカロライナ州で牧師兼ピアノの調律師を務めてきたライアン・マーローさん(37)には、妻メーガンさんとの間に3人の子供がいます。リステリア感染症のためAtrium Health Wake Forest Baptist Medical Center2週間入院していました。

リステリア感染症は、リステリア・モノサイトゲネスというバクテリアに汚染された食物を口にすることで引き起こされます。CDC(アメリカ疾病予防管理センター)によれば、アメリカで毎年約1,600人が感染し、そのうち約260人が亡くなっている恐ろしい感染症です。

 

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脳死判定から臓器提供へ

827日、ライアンさんはリステリア感染症により脳がむくんでしまったことが原因で、脳死判定を受けました。

Facebookでライアンさんの病状を発表した妻のメーガンさんによれば、臓器のドナー登録をしていたライアンさんは、臓器提供の相手が定まるまで、生命維持装置に繋がれたままになることになったそうです。

そして同月30日、ライアンさんに最後のお別れをする日がきたため、親族が集結しました。しかしメーガンさんが病院に到着するや否や、ライアンさんの子供たちのビデオを上映したところ、ライアンさんの足が動いたことを、姪に知らされたのです。

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