マッチングした“紳士”に限界 その正体は「ネガティブ無限ループ男」だった

結婚を夢見るモノマネ芸人・小出真保が、マッチングアプリで出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

カジュアルな関係が多いマッチングアプリにいた真面目な紳士、田中さん(仮名)。しかし、会話を楽しめなかったうえに、なんだかネガティブな印象。

だけど私は「もしかしたら、いい人かも!」と信じ、田中さんともう一度会ってみることに…! しかし、自分の直感というものは合っているものです…。

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■2回目のデートへ

数日後、田中さんから「次は、中目黒で、昼からおでんなど、いかがですか?」とご連絡いただきました。

きゃーん♡ 中目黒! しかもお昼指定、おでん! 誠実〜♡ と「ホテル」というワードが出てこないだけで嬉しくなっていました。

マッチングアプリTなのにカジュアルな関係を求めてこない。それは貴重なこと。ネガティブが漏れる田中さんとの会話で感じた居心地の悪さは、「むしろ、人はネガティブな一面があるからポジティブになれるのだ」と悟り、2回目に向けてテンションを上げるようにしました。


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■やっぱり発動、暗い会話

さすがは中目黒。店内はオシャレだし、おでんは美味しい。普通の会話をして、2軒目にはカフェへGO。

「今日は、なんか大丈夫だ、楽しめそうだぞ」と、私もここまでは元気でした。しかし、2時間ももちませんでした… 。田中さん、例のネガティブが発動。そして最高潮となるのです。

田中さんから「今までの恋愛ってどんな感じですか?」と質問された私は、「あんまり付き合ったことないです。真剣交際もありましたが、数年前ダメになっちゃって」と、私は、本当のことを当たり障りないように言いました。

すると…

田中さん 「僕は、死ぬほど後悔している」


私 「…後悔って?」


田中さん 「ある女性と出会い、好きになり、付き合おうとなったんだけど」


田中さんの表情がデッサンのように暗くなっていくのを感じました。


田中さん 「人妻だと判明して。今でも後悔している、その時は、何週間も寝込んで。苦しい、今も謝りたい、旦那さんに」


私 「仕方ないですよ、ツラいけどいい経験になったと思えば」


田中さん 「いや、手を出してしまった」


私 「好きだったんだし、人間なんだから、みんな色々ありますよ」


田中さん 「今、ここにいたら、土下座して謝りたいんだ」


私 「田中さん、すごく真面目なんですね、そういうところいい所だと思います」


田中さん 「いや、ダメだと思う」


私 「田中さんは悪くないですよ」


田中さん 「苦しい、後悔している」


ループ。無限にループ。慰めようとしても彼は止まらないのです。そして、また田中さんは、カメラが回っているかのようにこう言いました。

「僕は、激しく後悔している、今、その道に彼らがいたら、走っていき、土下座すると決めている」。

私は、話題を変えようと、切り替えました。

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