レズビアンへの理解が深まる 当事者がおすすめの小説・映画3選

リアリティある作品といえば?

LGBTQ
(Cristina Moliner/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

身の回りにレズビアンの人がいるなど、ビアンのことを知りたいと思った時にどのような作品に触れると良いでしょうか。

fumumu取材班は、当事者におすすめの作品を聞いてみました。


①中山可穂さんの初期小説

「中山可穂さんの小説がおすすめです。最近は宝塚物やミステリーが増えましたが、初期の作品は特に女性同士の恋愛が中心で、レズビアンをとりまく人間関係など、思わずあるあるって思う作品ばかり。


『猫背の王子』『マラケシュ心中』『白い薔薇の淵まで』などは名作で、自分の恋愛観を揺るがす作品ですよ」(20代・女性)


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②映画「カケラ」

「私がおすすめするのは2009年に放映された『カケラ』という映画です。今より更に同性愛理解が進んでいない時代に制作されているにも関わらず、それを感じさせないほどリアリティに溢れているため、個人的にはとても好みに合いました。


説明的なセリフが少なく雰囲気が重視されている映画なので、レズビアンについて具体的に知ることを目的として観るよりは、レズビアンの心情や心理を何となく追体験するようなつもりで観た方が楽しめる映画かもしれません。


独特な空気感がある映画で好みが分かれやすいと思いますが、レズビアンに関する具体的な解説よりも抽象的な部分を感じてみたいという方はぜひ一度観てほしいです」(20代・女性)

続きを読む ③映画「キャロル」

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