「百合作品が好きだから、ビアンに偏見がない」 と言われて感じること

理解を示す例として出すのはあり?

落ち込む女性
(bee32/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

女性同士の恋愛模様を描いた百合作品が多いため、「だからビアンに偏見がない」という人もいるようです。

fumumu取材班は、そう言われた当事者が、どう感じているのか聞いてみました。


①いい誤解

「特に悪い気はしません。仮に、いい大人が百合漫画やBL漫画をみて同性愛に憧れたとしても、思春期の子供が少女漫画を見て恋愛に憧れるのと変わらないと思います。


実際には、生活しているなかでビアンの現実を知ることも難しく、百合とビアンを同じものと誤解するのはしかたないですよね。


個人的には百合やBLは素晴らしい文化だと思っているので、理由はともかく、前向きにとらえていい誤解だと思っています」(30代・女性)


関連記事:一部で使われている“レズみ” 違和感を覚えるビアン続出?

②現実とのギャップが心配

「フィクションとノンフィクションではどうしてもギャップがあるので、本当に大丈夫か? と不安になると言うか、心配になると言うか。


作品によるとはいえ、大なり小なり創作物は美化されているところがあると思うので、生身の人間同士の恋愛関係となると創作物の中で見ていたものよりも、大分泥臭いんじゃないかなと。


実際のところをいろいろ見聞きしたら『想像していたものと違った』とがっかりしたり、かえってビアンのことを嫌悪したり、むしろ好きだった百合が好きじゃなくなってしまったりしないかが気にかかります」(20代・女性)

続きを読む ③友達になりたくない

『マンガでわかるLGBTQ+』 Kindle版【Amazonでチェック】