セクシャルマイノリティというと、各マイノリティごとに思考等を括ってしまう人が一定数いますが、やはり人である以上、人それぞれに違います。
fumumu取材班は、ゲイセクシャルの人に、同じゲイでも価値観が違うと感じた瞬間を聞いてみました。
①カミングアウトをするか否か
「僕はセクシャリティをひた隠しにしないまでも、わざわざ言わなくてもいい(特に仕事の場では)という考えなので、『積極的にカミングアウトしてオープンにするのが良い』という考え方に、賛同できないです。
一方で、黙ったままでは一部の強権的な男社会コミュニティの差別的放言を許してしまうことにもなり、情報発信も必要だなと考えることも増えています。
ここら辺はセクシャルの話は関係なく『自分のプライベートをどこまで晒したいか』の問題なのではと思うのですが、僕の中でも非常に迷っている部分です」(40代・男性)
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②ゲイ同士で地雷を踏むことも
「気になる人を見たり、俳優やスポーツ選手などの有名人に対して、あれが良いこれが悪いと品定めをしたがる人とは個人的には価値観が違って合わないです。
ゲイの好みは異性の恋愛以上に”人それぞれ”といった部分が多いので、友達同士でも自分の好みと相手の好みが逆で傷つけてしまう事や、ゲイバーなどの友達以外のゲイがいる場所で雰囲気を悪くしてしまうなど地雷を踏む確率が高いので、そこを考えないと危険です」(30代・男性)