「彼氏に振り込む」女性が同じ日に2人 銀行員の機転がロマンス詐欺を阻止
「絶対に振り込む」と聞かない女性VS「それは詐欺です!」と止める銀行員。ロマンス詐欺は世界中で横行中?
恋愛感情を利用した詐欺が絶えない昨今。
それは日本のみならず、海外諸国でも日常茶飯事と言っていいほどポピュラーな犯罪となっています。
近日、お隣の国・台湾で同じ日、同じ時間に「彼氏にお金を振り込みたい」と申し出た女性が出現したとのこと。不審に思った銀行員が話を聞いたところ、なんと同じ口座に振り込もうとしていたことがわかり、大きなニュースとなっています。
■約200万円の振り込みが2件
事の発端は6月25日の朝、2人の女性が開店直後の銀行に入って来たことから始まりました。
彼女たちが希望したのは「振り込み」。「おいくらの振り込みですか?」「50万元(約200万円)」「お客様、失礼ですがどちらに…?」というやり取りがカウンターの両側で行われていたのだと言います。
その場にいた警備員及び銀行員は、怪しさ満点の状況に首をかしげながら「詐欺の可能性はありませんか?」と2人の女性に質問。国際送金ではないか、本当に彼氏本人の口座なのかと細かい確認が続きました。
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■母が病気だから…
すると、2人の女性は口をそろえて「彼のお母さんが病気なの。それでお金が必要って言われて…」と回答。
その証拠に「彼氏」とのLINEを見せてもらった担当者たちは文面が全く同じであることから「これは絶対に詐欺だ…」と確信したのだそうです。
これが詐欺だと信じたくない女性らはしばらく断固として振り込みを続行しようとしましたが「絶対に振り込みはやめた方がいい」と何度も忠告され、悲しみの面持ちで帰宅していったのだとか。
銀行側は「こういった依頼は正直多いんです。振り込む前に止めるようにはしているのですが同日に来るのは驚きました」と現地メディアのインタビューに答えています。
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