新型コロナウイルスによる死者数が累計1万人を超え、感染増加に歯止めがかからないブラジル。
コロナは「ちょっとした風邪」と話し、大掛かりな対策には消極的なボルソナーロ大統領が、水上バイクで遊んでいる様子を地元住民に目撃されてしまい、物議を醸しています。
■水上バイクで豪遊
現地メディアの報道によると、ボルソナーロ大統領は9日、首都ブラジリアにある人造湖・パラノア湖に出現したそう。
友人と水上バイクを楽しむ様子を目撃した地元住民が「どうしてここにいるのですか?」と質問したところ、「70%の人間が新型コロナウイルスにかかるんだ。もうできることなどない。皆狂っている」と、国家のリーダーらしからぬ発言を行ったと言います。
かねてから消極的な新型コロナ対策で知られる大統領ですが、近日はそれに加えて反感を買うような言動が相次いでいます。
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■バーベキューパーティーも開く
先週は「家の庭を使って多くの友人とバーベキューパーティーを開く」とコメントし、国の一大事に責任感がなさすぎると国民や周辺国家からバッシングを受けたボルソナーロ大統領。
その直後に水上バイクで遊んでいるのですから、反省している様子は全く見受けられません。このニュースが報道されると、国民からは非難の声が殺到。ネットにも罵詈雑言が飛び交っている状態です。
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■「存在が不愉快」との声も
この数々の「コロナ軽視」発言に対し、ブラジルの国会では「1万人以上が亡くなっているのにバーべーキューパーティを開く大統領がどこにいるのか。挙句の果てに湖でバカンス、面白くもない冗談を度々口にするなんてもううんざりだ。ボルソナーロ大統領の存在が不愉快である!」と訴える議員が出現したりと大混乱。
多くの人々が「ブラジルという国家がボルソナーロ大統領のせいで沈没するべきではない!」と声をあげているようです。
1万人が亡くなっているにもかかわらず、まだまだパーティーを辞める気がない大統領は今後どのような政策をとるおつもりなのでしょうか…。
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(文/fumumu編集部・AKO)