セクシャルマイノリティに関するイベントで大きなものといえば、「レインボープライド」のパレードがあります。「東京レインボープライド2020」は、4月25日〜6日まで開催予定でしたが、今年は新型コロナウイルスの影響で中止となりました。
今年は、初めてオンラインでパレードが26日に行われるそうです。
さて、このイベントでよくみかけるレインボーフラッグのことはご存知でしょうか。今年、紅白歌合戦で上がった虹色の旗がまさしくそうですので、「一体何の旗なんだろう…」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。レインボーフラッグの歴史等を確認していきましょう。
■デザインした人
レインボーフラッグは、1978年にサンフランシスコに住むアーティスト、ギルバート・ベイカーさんがデザインしました。着想は、同性愛活動家のアレン・ギンズバークさんの影響が大きいとされています。
旗のデザインについては、その後、数回の修正が行われました。最初に使用されたのは、同年6月に行われた「Gay Freedom Day Parade」です。
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■LGBTの社会運動を象徴
アメリカで誕生し、現在は各地で使われるようになったレインボーフラッグは、LGBTの尊厳と社会運動を象徴する旗です。セクマイを表現する際に度々虹色が用いられますが、虹色はこの旗から来ていると考えられます。
鮮やかな色合いにしたのは、当時の状況を鑑みて、ネガティブ面が旗に出ないようにするためだとか。
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■旗の色
以前には、赤・橙・黄・緑・青・紫・ピンク・ターコイズの色が使われていましたが、ピンク・ターコイズは用いられず、6色で表現することが増えた印象です。
特別LGBTに関する理由があるわけではなく、単に需要が増えて生産が追いつかなくなった結果、調達可能な布の色へとけ変更が行われ、色が減らされたそうです。
SNSでは、自身がセクシャルマイノリティである自己表現に、虹の絵文字を入れている人が結構いらっしゃる印象です。最近は、自己表現としても使われつつあるのかもしれませんね。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)