FtM・MtFやFtX・MtFの表記が嫌な人もいる? その心理とは

表記に疑問を覚えることがあるトランスジェンダー・Xジェンダーの理由や心理とは?

ジェンダー
(serezniy/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

トランスジェンダーという言葉の中には、FtMやMtFが含まれます。FtMは「出生時は女性と割り当てられたけれど、性自認が男性である人」を指しています。一方、MtFはその逆の「出生児の性は男性として割り当てられたけれど、性自認が女性である人」。

同様に、男性・女性という性で括れないXジェンダーも出生時に女性と割り当てられた場合にFtM、男性と割り当てられた場合にMtFと表記されます。

しかし、そもそもこれらの表記を嫌う人もいるようです。fumumu取材班は詳しく話を聞いてみました。



①なぜ出生時の性を表記しなければならないのか

「トランスジェンダーの多くは、出生時の性と性自認が異なるため、程度の違いはあれど出生時の性の身体的特徴を持ってしまったこと、また出生時の性で扱われることを嫌に思っていると思います。


にもかかわらず、わざわざトランスジェンダーという言葉があるのに、さらに細分してFtM、MtFと出生時の性を語らなければならない点は理解できません。ただのトランスジェンダーでいいのではないかと思います」(20代・男性を自認)



関連記事:「トランスジェンダーだから性自認の服装をする」は正しい?

②せっかく手術しても…

「たとえ手術しても、FtM、MtFと言わなければならないのでしょうか。ほとんどの人は、堂々と『女性です、男性です』と言っている気がします。


性自認と一致させたいのに、言葉によっていつまでもなりきれない自分を感じてしまいそうです」(20代・男性を自認)

続きを読む ③出生時の性はそんなに大事?

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