映画『愛がなんだ』マモちゃんから考える、知っておきたい男性機能のアレコレ
性にまつわる映画や書籍を紹介するシリーズ第一弾は、視聴者の心を揺さぶった話題作「愛がなんだ」をお届けします!
「iroha」は、女性の性についてまっすぐに考えてきたセルフプレジャー・アイテムのブランドです。
今の世の中では、「女性が性について話すなんておかしい」「セルフプレジャーをするのははしたない」そんな風に言われることも少なくありません。
ですが私たちは、セルフプレジャーは、寝る前にするパックやお風呂でするトリートメントのように、女性が日常的に行うセルフケアのひとつだととらえています。
この連載では、性にまつわるお悩み・書籍・イベントなどについてiroha広報の本井はると犬飼幸が様々な視点で語り、お届けします。より多くの女性が過ごしやすい毎日のヒントを得られるきっかけ作りが出来たらと考えています。
■見るのが怖かった
皆さんこんにちは! iroha広報の本井はるです。
性にまつわる映画や書籍を紹介するシリーズ第一弾として、リアルな恋愛模様を描き、視聴者の心を揺さぶった話題作「愛がなんだ」をお届けします!
突然の告白になりますが、実は私はつんく♂さんが描く「ちょっと痛怖い女」が大好きなハロオタです。それゆえか周りにもおすすめされた作品だったのですが、古傷をえぐられそうで恐ろしく、劇場で観られなかったのです。
いぬいぬ(弊社広報・犬飼)と二人なら耐えられるかもしれないと、レンタル開始直後に勇み足で行った最寄りのTSUTAYAは、すでにほぼ貸出中でした。
思い当たることが多すぎて感想もありまくりなこの作品、今回はirohaなりに性の視点からお届けしましょう!
※一部ネタバレを含みます。注意してください…!
あらすじ(公式サイトより)
猫背でひょろひょろのマモちゃんに出会い、テルコは恋に落ちた。その時から、テルコの世界はマモちゃん一色に染まり始める。
会社の電話はとらないのに、マモちゃんからの着信には秒速で対応、呼び出されると残業もせずにさっさと退社。友達の助言も聞き流し、どこにいようと電話一本で駆け付け(あくまでさりげなく)、平日デートに誘われれば余裕で会社をぶっちぎり、クビ寸前。
大好きだし、超幸せ。マモちゃん優しいし。だけど。マモちゃんは、テルコのことが好きじゃない・・・。
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■ハマると危険な人の特徴
マモちゃんは、主人公テルコが片想いする相手です。テルコの好意に甘えてそれはもうライブタオルのごとくブンブン振り回してきます。気まぐれに優しくしたり、深夜に呼び出したり。それでいてテルコが自分の生活の一部になろうとすると、急に追い返して冷たくあしらいます。マモちゃんの行動すべてが、テルコを一番に考えていない、大事に思っていないもので、見ていて胸に激痛が走りました。
まあ、そのことに腹が立つのって恋が醒めたときなんですよね。渦中にいるときは、天国から地獄へ突き落とされるジェットコースターみたいな心の変動ですら、中毒的に楽しい。本当は気づいているんです。でもわかっていても連絡が来ると嬉しくて、やめられない。人をそういう状態にさせていると気づくことなく相手を誘うマモちゃんは、典型的なハマると危険な人!!!私といぬいぬのアラートが鳴りまくりでした。(経験談)
テルコはまさに「私の気持ち知ってて口説いたのよね?そうよね?好きなのよね?そう、ぎゅっとして!抱きしめてよ〜!」状態…。(「シャボン玉」byつんく♂)
だけど、テルコ視点から見ると天下無双にみえるマモちゃんも、角度が変わればたくさんの欠点がある人間。劇中にはそんなマモちゃんの弱さも描かれています。印象的だったのは、これまでテルコに対して常に「上」の立場にいる中で、唯一弱音を吐いたシーンでした。
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