三重県、LGBTの差別や偏見なくすため 「独自条例制定」を表明

三重県で、LGBTに関する条例を制定する方針が発表されました。

LGBT
(miguel martinez frias/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

3日、三重県は県議会において、LGBTのカミングアウト強制やアウティングの禁止について条例を制定する方針を決定しました。



■LGBTに関する条例を制定

三重県知事は、「県民の皆様に、性の多様性を一層ご理解いただき、LGBTの方々への差別や偏見をなくすため、独自条例制定を表明しました」と発表。

性の多様性を理解し、LGBTの差別や偏見をなくし支援の輪を広げるため、「カミングアウト強制」や公にしていない性的指向や性同一性等の秘密を暴露する「アウティング」を禁止する規定も盛り込んだ条例を新たに制定する予定であることを明かしました。



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■制定の時期

これまでも、パートナーシップ制度等LGBTにまつわる条例を制定している都道府県はありましたが、カミングアウトの強制やアウティングの禁止について、条例で制定するのは三重県が都道府県単位で初となります。

制定する目処は今年中としています。「この規定のみならず、県全体として、多様性が尊重され、包容力ある社会となるよう、しっかり検討します」「LGBT当事者の方のご意見がとても重要ですので、今後、当事者の方も含めた有識者による会議で検討する」と、慎重にことを進める旨を説明しています。

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