アプ活で出来た彼氏に「別れる」と言われ平行線のまま… 友人参加の“三者面談”を実施

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

■時間だけ

「だから、時間がないんです」と、えびおくん。それはわかるけど、別れなきゃダメなの? また少しイライラしてきました。「まほちゃんは、どうしたい?」と私のターンが来ました。友人にこれまでの私の鬱憤を聞いてほしくなりました。本人がいるのに。

「正直えびおくんは、すごく細かくて、ルールも多いし、それでもがんばってきたんだ」。的外れなことを言っているのはわかるのですが、私は今日までのことを認めてほしいと思っていました。「洗濯の畳み方とか動線とか気にしないといけないんだよ? あと、鶏肉しか食べないし、あっちゃんのオンラインサロン入るし」。

本人目の前でほぼ悪口を言う状態になっていました。友人もえびおくんも失笑でしたが、とにかく、私だってがんばっていると話を聞いてほしかったのです。すると、えびおくんはこう言いました。「僕は、まほちゃんに対してはなにもないです、時間だけです」。

彼は、友人に私の悪口はいっさい言いませんでした。その時、不満だらけなのは、自分じゃないかと気づきました、ですがこの時の私は必死だったのです。結婚が早くしたいと。


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■結局

なんだかんだ場は温まってきたと思います。そろそろ私の魅力をプレゼンしてほしい。アイコンタクトを友人に送りました。「まほちゃんのライブ見たことある? えびおくんないよね? すごく輝いてるよ、キラキラまほちゃんだよ! 面白いし可愛いし、男芸人さんとも上手く絡んでるから、えびおくん嫉妬しちゃうかもぉ」。よし、100点です。

えびおくんは、へー! と、少し興味がありそうな表情になりました。このまま私はトイレに行くことにしました。その間に友人にやってもらうことは決まっていました。「まほちゃんみたいな人はいないよ」作戦です。「まほちゃんみたいな人はいないよー、あんな楽しい人は。家庭も明るくなると思うなー」これです。

トイレから戻ってくると、空気で読み取れました。どうやら言えたようです。よし、いい感じかな。最後にこの提案をして終わりにしよう。「会うの週1にする? スケジュールをみっちり決めてもらうとか? 合わせるよ」。これしかないと思いました。私が完全に相手のスケジュールに合わせる、ということしかもう道はないと思いました。しかし、えびおくんの答えはこうでした。

「そんなの上手くいくわけない…やっぱりこの付き合いは不安」。えびおくんの顔は曇っていました。…なんで? こうなるの? 本日の三者面談は終了となりました。

次の日、友人から電話が。あんなに気さくに話していたのに「えびおくんに怒りを覚えた、まほちゃんを苦しませすぎ」と、女友達の評判は最悪に。そして、三者面談したのに相変わらず来ない連絡。は? まさか、このままフェードアウト? もう頑張るのは…疲れた? 続く!


■執筆者プロフィール

小出真保:太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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