逆プロポーズに彼の答えは「今じゃない」 その理由にイライラ止まらず大暴走してしまった結果…

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

■私のリスクヘッジ

婚活アドバイザーはダメだ。そう判断し、またスマホ検索病が発症。色々とネットを見ていると、「彼が結婚をしてくれない場合はリスクヘッジを話すといい」という記事を見つけました。リスクヘッジという言葉を初めて聞きましたが、要は、危険を回避するための確率や内容を予測すること、とのこと。

私のリスクヘッジ、年齢的に39歳までに結婚したい、体のリミット、婚活市場ではもう人気ない、マッチングアプリをまた1からたくさんやる体力はないし、やだ、モテなくなってくるかも、と、リスクヘッジというより、ただ駄々をこねているだけの文を紙に箇条書きしました。よし、この辺りをプレゼンしよう。すると私は、さっき解散して2時間ほどしか経ってないのに、もう彼に電話をしました。

電話に出たえびおくんに、さっきは暴走してごめんなさい、と謝りました。静かに聞いてくれています。そして、私はビデオ通話に変更し、「私のリスクヘッジ」とさっき書いた紙を見せながら、どうしてこんなに結婚に焦るのかをプレゼンしました。えびおくんは、こういうやり方は好きなはずだから伝わると思いました。


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■彼がテレビ電話で見せてきたもの

聞き終えた彼は「よくわかった、というか言わなくてもわかってるよ」と、そして「じゃあ、こっちのリスクヘッジは?」という感想。

こっちのリスクヘッジってなに? リスク多いの私だと思うけど! と、自分のことしか考えられなくなっている私は、心が折れかけていました。結局、男なんて、口ばっかりだ、めんどくさいことからは逃げるんだ、なんて思っていると、えびおくんが「まほちゃん、これ見れる?」ビデオ通話にある画面共有をしてくる彼。そこには…「物件」の文字。某不動産サイト、某アパートマンション探しサイト。これは、なに? ドキドキした私は、「なにこれ、どうしたの?」と聞くと、「だって、物件から探さないとじゃん、2部屋は欲しいなぁ」。

まさかの展開。えっ、これって、逆プロポーズ成功ってこと? まじ? 急に? 物件って…きゃー! 地獄からの生還。一気に幸せな気持ちに。嬉し過ぎて舞い上がりました、2人でテレビ電話しながら物件を見てるなんて夢のようでした。なのに、ここからが私のおかしなところ。いざ動き出すと、なんだかソワソワしてしまい「ま、まぁ、この件はまたということで」と言って、電話を切ってしまいました。

あれ? 結婚したいんじゃないの? 急に現実になろうとするとちょっとビビってる? 自分勝手な私、前もこういうことがありました、結局、事が動き出すとマリッジブルーになるという。いったい私は、どうなりたいんだろう。よくわからない。でも、この「物件探し」を誰かに話したい…! キュンキュンさせたい!

私は、恋愛報告をよくする友人に電話しました、この友人は私と同い年で同じくマッチングアプリで彼氏が出来ていました。この友人、なんと私に感化され、自分も逆プロポーズし、なんと成功してしまうのです。さらに、私に良かれと思ってダメ出しをしてくるようになり…婚活仲間との友情は難しい? そして、私とえびおくんは、徐々に、会う時間がなくなっていきます。お互いが別の方向を見ながら「時間がない」と言う状態…。改善する見込みはなかったのでしょうか。続く!


■執筆者プロフィール

小出真保:太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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