マッチングアプリの使い方が斜め上だった! 超ハイスペ男子現る

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

■レベルが違う彼のアプリの使い方

少し移動し、おしゃれなカフェに連れて行ってくれました。この人、センスも良い。「ここも落ち着くお店だなぁ。ところで、まほさんは、お仕事何されてるんですか?」。毎回当たり前に来るこの質問。何だか今日は芸人やってるとかいうの面倒くさいと思い、ごまかしました。


私「まぁ、もっと仲良くなったら答えます、ちょっと特殊で…」


彼「特殊? へぇ、気になるな」


私「ちょっと一般的ではないですね」


彼「それは、是非聞きたいところですが、僕も特殊といえば特殊なんです。ちょっとネットで僕の名前で調べると、色々出てきちゃうんだ」


私「え! 私も」


彼「そうなんだ、そしたら、僕たち気が合うかもしれないね」



この話し方…。だんだんGACKTと話しているような気持ちになってきました。もしかして、芸能系? 確認すると「いや、そういうんじゃなくて、研究の発表などが出てきてしまったり」。

研究の発表…? そういえば、この人とマッチングしたとき、すぐアプリをアンインストールしてしまったのでプロフィールをちゃんと見ていませんでした。その辺りを聞いていくと、日本一の高校に日本一の大学出身ということがわかりました。なるほど。これは本当だと思う。嘘をついている感じは一切しない。

この人、もしかして、ハイスペックの中のハイスペックなんじゃないか? それにやたらと上品な振る舞い、大富豪の息子? 何故、マッチングアプリなんてやっているんだろう。私は聞いてみました。すると、想像もしていなかった回答が返ってきました。

「このアプリって、元々海外のアプリなんだよね、アルゼンチンに仕事で行った時に、ディナーを一緒に食べられる人いないかなってアプリ落としたんだ。海外ってそういう感覚でマッチングアプリを使うから。なので、僕のプロフィール、英語だったと思うんだけど」。

まさか、そうくるとは。斜め上の回答。今までのデータにはない全く違う角度。アルゼンチンで使った? 仕事後のディナーで? なんか、レベルが違いすぎる。彼はキングオブマッチングアプリ。


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■とりあえず男友達に

「にしても、まほさんのこと気になるなぁ、とても魅力的だし」。話し方GACKTで、紳士的に褒めてくれる彼。私は単純。この人のお話、もっと聞いてみたい。今日はランチタイムに健全なデートだったし、なんだかまともそう。私は「また、良かったらゆっくりご飯行きましょう」とお誘いしてみると、「え、いいんですか? 嬉しいなぁ」と、喜んでくれる彼。良い人だ。

…ん? その瞳を見てみると、あれ? この瞳…どっかで見たことがある…これ…! カジュアル男たちの瞳?! カジュアル男たち特有のサイコパスな瞳に見える! いや、たかが瞳で決めつけていけない…。たぶん。

それに、仮にこの人がカジュアル目的だとしても、別にカジュアルしなければいい。もういい加減、私は自律している。

それに、マッチングアプリの出会いだからと言って恋愛に必ず発展しないといけないのか? この彼は、おそらく普通に生活していたら出会えないような人種。なのに、アプリでせっかく出会えたんだもん。雑な恋愛関係になったら、それこそ終わる。もったいない。色んな縁があっていいのでは? これは私にしては良い考えな気がする。とりあえず、この彼と、友達になろう。

そう決めた私は、彼とどんどん仲良くなっていきます、電話をしデートをし、良い仲なのですが…、男女の友情はやっぱりない? この彼、やたら褒めてくるけどどういうつもり?

読めない心。その辺り、突き詰めていきます、乞うご期待♪


【小出真保】

太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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