お金を持っている人が他の人よりも多く支払うのは理解できますが、世の中には「いい格好をしたい」という理由だけで誰かに奢る人がいます。
しかもお金がないのに奢ってしまう人は、当然ながら金欠になってしまうのです。
■「男性が奢る」との考えがまだまだ…
fumumu編集部では全国20〜60代の男女1,357名を対象に、お金がないのに人に奢ることがあるか調査を実施しました。
「奢ることがある」と答えた人は全体で21.4%と、一定数いるようです。
性別・年代別では、すべての年代で女性よりも男性の割合が高くなっています。
やはり現代でも、「男性が奢る」との考えを持っている人が多いのかもしれません。
取材班は3名の女性に、お金がないのに奢る男性にまつわるエピソードを聞きました。
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①同じくらいの給料なのに…
「私は男性に奢ってもらうのが、あまり好きではないんです。気を遣ってくれるのはうれしいのですが、ただ女性ってだけでそこまでしてもらうのはおかしい気がして…。
しかも同じ会社で同じような仕事をしている年の近い男性の収入って、どう考えてもほとんど違いはないじゃないですか。そんな人から『奢るよ』って言われても、全力で断ります。
『遠慮しなくていいよ』って返されるけど、無理しているのがありありとわかるので申し訳ない気持ちしかなくて…」(20代・女性)
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②奢ってくれた後日に金欠アピール
「数日前に一緒に飲みに行って、お金を出してくれた男性の先輩。昼休みに『給料日前だから、かなりきついわ』と言って、ごはんがおにぎり1個だったんです。
『この生活が、あと数日続くから…』とか言われたら、奢ってもらったことがとても悪いように思えてきて…。でも『あのときのお金、払いましょうか?』ってもの変だし。
どうせなら、最後までかっこいい人でいてほしかったなって…」(20代・女性)
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③外面よく見せるためだけに奢る元カレ
「元カレは付き合った当初は、支払いのすべてを出してくれていました。気前がいい人と思っていましたが、だんだんと『今日は持ち合わせがないから、出しておいて欲しい』と言われるように。
そこまでは別によかったのですが、さらには『会社の子に奢って、お金がまったくない』と言って、私に出させることも増えてきました。ただ外面よく見せるために、奢りたいだけだったんです。
私はもう手に入ったから、良く見せる必要もなくなったんでしょうね。お金を借りようとするまでになったので、『ヒモを育てるタイプではないから』と別れました」(20代・女性)
金銭面でも、お互いに「持ちつ持たれつ」の関係でいたいものです。
(文/fumumu編集部・ニャック)