一般的には、恋愛指向が合わない場合に交際しないという選択肢が取られますよね。例えば、女性を好きになる男性であれば、男性から告白されても交際をとても考えられない…と思うのではないでしょうか。
しかし、ごく稀に異性愛者であっても、男性同士で付き合っても良いと思うことはあるようです。
fumumu取材班は、詳しく話を聞いてみました。
①居心地の良い友達
「同性の友達から『実は好きだったんだ…』と言われると、正直、心中複雑ですよね。友達でいたいなんて残酷なお願いなんじゃないかとか。様々な思いを巡らせます。だから、告白されたらかなり考えてしまう人も多いと思います。
その結果、『付き合えない』という結論が出ることもあるでしょう。ですが、中には『居心地のいい相手だし、本当は恋愛対象じゃないけれどそういう形もありかな…』と思う人もいるみたいです。
僕の友達は、一線を越えるまではいかなかったようですが、それでゲイだとカミングアウトした人と付き合いましたよ」(20代・男性)
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②憧れのクールな人
「今まで女性とばっかり付き合っていたし、男性と交際なんてとてもできないと考えていたけれど、人生で1度だけ男性と付き合ったことがあります。
僕が先輩として慕っていたバンドの人で、とってもクールで男前で、気が利いて、とにかく『かっこいい』の一言に尽きたんです。自分はきっと恋愛関係という形を望んでいたわけではないけれど、彼の特別になれるのが嬉しかったのを覚えています」(30代・男性)
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③女性だったら付き合ったと思う人
「ゲイセクシャルがいわゆる“ノンケ”の人に告白して成功する確率というのは、決して高くないかもしれません。ですが、『自分が女性だったら絶対に付き合う良い男だわ〜』と思うような人に対して、付き合うという選択肢をする人も稀にいます。
僕がそうなのですが、切れ者で自己管理がしっかりしていて自分に厳しいのに、他者にとても優しい男性に対して『それもアリかもしれない』と思ったものです。
異性愛者で同性との恋愛がイメージできないからこそ、実際に経験してみないとわからないと考えて交際に至りました」(20代・男性)
“ノンケ”だと思う人にゲイセクシャルをカミングアウトするだけでなく、告白するとなるとかなり勇気のいることですよね。
「うまくいかないと思うけれど」とあまり期待せず覚悟して告白するゲイセクシャルの人が多い印象ですが、うまくいくことを願っています。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)