約3割が経験した「クレジットカードでの失敗」が危険 “クレヒス”に傷が付く恐れも
クレジットヒストリー(クレヒス)に傷が付くと、その後様々な影響が出てしまう可能性が…。
以前、主催するイベントチケットが大量にキャンセルになったことを明かした、お笑いコンビ・霜降り明星の粗品さん。
その理由がクレジットカードに関係する“ある失敗”だったようで…。
■粗品ファン、残高不足で決済不可に
今年9月、粗品さんは自身のYouTubeチャンネル『粗品 Official Channel』で、12月に控える日本武道館でのイベントの2次先行チケットが600枚キャンセルになったことを報告。
申込者のクレジットカードの残高不足や限度額オーバーが原因で決済不可となったそうですが、センターによるとクレジットカード決済を指定している場合、“予約流れ”と言われる事故はほとんど起きることがなく、あったとしても2〜3件程度なのだそう。
粗品さんはこのことに「びっくりしてんけどマジで」「お前らが債務者やからや!」「ひいてはオレのファン層や。そんな金ない?」とツッコミを入れていました。
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■約3割、残高不足でカードの引き落としができず…
そこで、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女974名を対象に「クレジットカード」に関する意識調査を行なったところ、全体で30.4%の人が、「残高不足でクレジットカードの引き落としができなかった経験がある」と回答。
その回答の割合を男女別に見ると、女性が29.4%に対して、男性が31.6%と、女性に比べて男性のほうが該当率がわずかに高い結果となりました。
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■50代女性「うっかりしてました」
編集部が話を聞いた50代女性は「結婚当初にカツカツで家計をやりくりしていたときに、光熱費の引き落としの口座が残高不足になって、カード会社と電気会社から振り込み用紙が送られてきてしまったことが何度かあります。うっかりしてました」とコメント。
「あとからこういうことが重なると、ローンが組めなくなると知って焦りました。金額的には1万円にも満たない少額でしたが、そこまでおおごとになるとは知らず、それ以降は口座の管理に気を配るようになりました」と話しました。
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■クレジットヒストリー(クレヒス)へ悪影響
大手クレジットカード会社・三菱UFJニコスによると、支払いが遅れると、その情報は「個人信用情報機関」という個人の支払い情報を管理している機関に記録されてしまうそう。
また、銀行やカード会社はここに保管されている情報を参照しており、この機関に登録された情報は数年間残るため、その間に新たにクレジットカードを作ったり、ローンを組んだりする際は、影響が出てしまう可能性があるといいます。
つまり、「クレジットヒストリー(クレヒス)に傷がつく」とのこと。
うっかりミスがのちに影響を及ぼしかねないクレジットカードの残高不足。毎月ヒヤヒヤしている人は、1度お金の流れを見直してみてはいかがでしょうか。
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■執筆者プロフィール
丸井ねこ:お笑い好きな大阪出身のアラサー女性ライター。
おいしいものに目がなくグルメ記事をよく書いています。YouTubeでレシピ検索をするのが日課。趣味のカメラでご飯の写真を撮るのも好きです。
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)