「家族を大事にするよき夫」役が似合うジョシュ・ルーカス:こんな人が夫だったら? を妄想したい『メラニーは行く!』
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:ジョシュ・ルーカス。原型の「夫」。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『ブラック・デーモン 絶体絶命』の公開を記念して、同作で石油業者の主人公、ポールを演じているジョシュ・ルーカスです!
■巨大鮫との激闘の行方
現在公開中の『ブラック・デーモン 絶体絶命(原題:The Black Demon)』は、『黒い悪魔』と呼ばれる巨大鮫と戦う家族を描いたスリラー。
ジョシュ・ルーカス演じる主人公のポールは、家族と海底油田の視察と休暇を兼ね、メキシコを訪れたのですが、そこに突如巨大鮫「ブラック・デーモン」が現れ…?
関連記事:おうちで映画三昧:「イケオジ」作品のススメ ㊱コリン・ファース
■古き良き時代から続く原型
個人的に、ジョシュ・ルーカスは、このポールのような「家族を大事にするよき夫」の役が似合う印象です。ある意味、昔からずっと続く「アメリカのよき夫」のプロトタイプで、それは時代を経ても、一定の需要があり、安心感を与えてくれます。
1971年6月20日、アメリカ生まれのルーカスは、両親が反核活動家だったそうですが、もしかすると、両親のように声高に主張することは、あまりしなかったのかもしれません。
関連記事:フローレンス・ピュー『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019年):「イケジョ」作品のススメ
■「アメリカのよき夫」
そんなルーカスが、典型的な「アメリカのよき夫」として登場するのが、『メラニーは行く!』(2002年)です。
かなり古い作品ですが、主人公のアラバマからニューヨークに出てきたメラニー(リース・ウィザースプーン)が、ファッションデザイナーとして成功、市長の息子アンドリューとも婚約、といったサクセスストーリーで、仕事に恋に奮闘する昨今の日本女性にも通じるものがあります。
ですが、じつはメラニーには、アラバマに離婚していない夫がいた…という展開なので、二股をかけているメラニーに共感できないと思うか、2人もいい男を独占できてうらやましいと思うか、意見は分かれるところでしょう。
我らがルーカスは、アラバマに残された夫、ジェイクを好演。将来の大統領候補ともいわれるアンドリュー(パトリック・デンプシー)も捨てがたいですが、はたして「よき夫」はメラニーに選ばれるのでしょうか?
・合わせて読みたい→フローレンス・ピュー『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』(2019年):「イケジョ」作品のススメ
(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)