仕事の退職理由「角を立てたくない…」本音を隠してどう伝えた?

あまりポジティブな転職理由でない場合、無理な引き留めを避けるためにも、本音より建前が効くようです。

悩む女性
(Jakraphong Pongpotganatam/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

人手不足を訴える企業や店舗が増えている中、仕事を辞めたいと思っても、すぐに辞められるとは限りません。特に、優秀な人材ならなおさらでしょう。

給料や休日が少なかったり、職場の人間関係がよくなかったりしたとしても、本音を伝えて角が立ってしまうのも考えどころです。できるなら円満退社にしたいですよね。

そこで、fumumu取材班が、実際に伝えたことがある退職理由を聞いてみました。


①親の介護

「入社前とのギャップがストレスで、『親の介護をしなければならなくなった』と話して仕事を辞めました。


個人的な事情を盛り込んでいますし、急な介護が必要になることはよくあることです。世話をできる人が私以外にいないとなれば、会社側も無理は言えません。


万が一、他社で働いている姿や遊んでいるところを元同僚などに目撃されたとしても、『ヘルパーさんを雇った』とか『施設に入ることになったから』と言うことができるので、何とかなるでしょう」(20代・女性)


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②結婚

「職場でモラハラ上司にいじめられていたのですが、部長に訴えても全く状況が改善しななかったので…結婚が決まり、相手に転勤の予定があると装って仕事を辞めました。


独身でいることが周囲にバレたとしても、別れたことにすればいいかなと。モラハラよりマシです」(20代・女性)


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③進学

「今の勤め先よりも好条件でヘッドハンティングされました。正直に話すと揉めそうだったので…進学すると嘘をついて退職しました。


『勉強頑張ってね』と応援してくれる同僚たちに対して後ろめたさもありましたが…真実を打ち明ければ、恨みや妬みを買ってしまうかもしれません。そこは仕事と割り切って、淡々と退職までの期間を過ごしました」(20代・女性)


「条件のいい転職先が見つかった」「職場でのストレスが限界」など、素直に退職理由を言うことばかりが正解とは限らないですし、無理な引き止めを避けるためにも建前な理由が効果的な場面が多いようです。

「嘘も方便」ということわざがあるように、言い訳も使い方次第のようです。

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(文/fumumu編集部・志都

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