SNSのキャラ作りは必要? 見栄張らず発信すれば楽になれると苦言も

承認要求をこじらした一部の人が、キャラ作りに走るようです。

SNS
(Rohappy/istock/Thinkstock)

若い世代を中心に人気のSNS「Instagram」で、おしゃれ画像の投稿し続ける「インスタグラマー」が注目をされています。

「インスタ映え」を狙うためだけに、お店や観光スポットに足を運ぶ人もいるほどです。

しかし一方では「SNS疲れ」との言葉も生まれ、楽しいはずの世界がいつの間にか苦痛に変わってしまうケースもたくさん報告されています。


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■SNSの使い方は二極化

fumumu編集部では、全国20〜60代のSNSを利用している男女557名に「SNSでのキャラについて」の調査を実施しました。

「SNSではキャラを作っている」と答えた人は、全体で14.2%と少ない結果でした。みんな、SNSに疲れてしまっているのでしょうか。

さらに性年代別では、20代から30代の男性に多く見られます。

SNSではキャラを作っている

「自分用のアカウントとは別に、女性になりすまして遊ぶアカウントがあります。別に誰かの気を引くとかの気持ちはなくて、単純な暇つぶしですね」(20代・男性)


キラキラした世界を演出するために、女性が無理をする話をよく聞きますが…。

「そこまでして、フォロワーやいいねが欲しいとは思わないですね。私がSNSを利用するのは、周囲の友達に近況報告をするくらい。知らない人から『いいね』をされたら、ちょっと驚くくらいです」(20代・女性)


承認要求を満たすためにSNSを利用している人と、内輪で盛り上がるツールにしている人に分かれているようです。


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■インスタのために借金までしたGENKING

「SNS疲れ」の極端な例が、タレントのGENKING(32)です。

彼女は、Instagramの画像が話題になり注目をされました。しかしキラキラした世界を演出するために、1,000万円もの借金を抱えていたと、昨年5月に放送されたテレビ番組『しくじり先生』(テレビ朝日系)で告白しています。

https://www.instagram.com/p/BUe2NKGFKJh/

今年1月に性別適合手術を受けたことを発表したGENKING。今が一番、生きやすい世界にいるのかもしれません。


関連記事:GENKING、セクマイへの誹謗中傷や当事者へ…心情を吐露

■ジョイマン高木の自然体ツイート

お笑いコンビ・ジョイマンの高木晋哉(37)は、握手会で客ゼロや、切ないサイン会など、事実ながら、きらびやかな世界とは真逆のツイートをしています。

彼は背伸びをして「いいね」をもらったところで、それは「仮の幸せ」だと発言。見栄を張らずに発信することで「楽になれる」と主張すると、多くの人から共感の声が上がり、再ブレイクの兆しもみせています。


無理をしたキャラを続けても、「本来の自分が認められているわけではない」と気づいたときにむなしくなってしまうでしょう。自然体で得られる、本当の幸せを見つけたいものです。

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(文/fumumu編集部・ニャック
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2018年2月9日~2018年2月13日 対象:全国20代~60代SNSを利用している男女557名 (有効回答数)

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