実質2000円でいろいろ貰えるお得な制度! ふるさと納税の仕組み

ふるさと納税は、知ればとってもおトクな制度です。ファイナンシャルプランナーが解説します。

カニ贈答品
(FutoshiHamaguchi/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

“ふるさと納税”は、税金の制度です。広告やCMなどで「ふるさと納税」という言葉を見かけたことはありませんか?

社会人になったらやってみたいと思っている人がいる一方で、「税金? 難しそうだから、パス!」と思っている人も少なくないでしょう。この制度、じつはかなりおトクなんです。


■ふるさと納税とは?

ふるさと納税とは、「自分が応援したい」と思った地方自治体に寄附をする制度です。寄附の使い道を選べて(子育て支援や観光業になど)、自己負担2,000円の寄附で、2,000円を超える部分の金額は、一定の限度額まで所得税や住民税から控除されます。

さらに、寄附をした地方自治体から返礼品が受け取れます。実質2,000円の自己負担でお礼の品を受け取れることがおトクの理由です。

「応援したいと思う地域なんてない…」と思う人も少なくないはず。そんな場合は、返礼品から選ぶのもアリです。返礼品には、地域の特産品が数多くあります。

例えば、北海道ならアイスやヨーグルトなどの乳製品や魚介類、入浴剤やアロマなどを返戻品にしている地域もあります。

最近では、災害があった地域にふるさと納税の仕組みを利用して寄附をする方法も注目されています。


関連記事:お金を貯められない人が、11月に取り組むべき3つのこと

①どうやって始めればいいの?

「ふるさと納税」とインターネットで検索すると専用のサイト(ポータルサイト)が出てきます。これらのサイトを利用することで、寄附金の上限額の確認から、寄附まで全て完結できます。

サイトによって、寄附できる自治体が違うなど、多少の違いはありますが、まずは始めてみて。「使いやすそうだ!」とか、自分がいいと思うものを利用してみてください。


関連記事:前澤友作、館山市にふるさと納税で20億円の寄付 「お金持ちの鑑」

②いくらから始めればいいの?

5,000円~10,000円の寄附であれば、充実した返礼品の中から選ぶことができます。

注意しないといけないのは、自己負担が2,000円で納まる寄附金の額は、人それぞれで違います。上限を超えてしまうと、超えた分は還付されません。ふるさと納税のメリットを享受したいなら、上限金額内で行いましょう。

ただし、上限金額のギリギリまで寄附しなくても大丈夫。「上限金額は20,000円の人が、5,000円だけ寄附」もOKです。


関連記事:髪をバッサリ切る前に! 「ヘアドネーション」知っていますか?

③デメリットってないの?

ふるさと納税は、あくまでも寄附の制度です。自己負担ゼロという訳にはいかず、2,000円は自己負担をしないといけません。


「ふるさと納税やってみようかな」と思った日が吉日! ぜひ調べて取り組んでみてくださいね。

・合わせて読みたい→

(文/荒木 千秋(ファイナンシャルプランナー))

Amazonタイムセール&キャンペーンはこちらからチェック!

この記事の画像(1枚)