使用済みなのに…アパレル店員が困った「返金の理由」3パターン

実際にアパレル店員が遭遇した困ったお客様たち

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(imtmphoto/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

ファストファッションなどと呼ばれる、安いアパレル商品は、海外で大量発注していることが多く、商品の仕上がりにムラがあることは少なくないと、アパレル業者は言います。そのため、不良品の返品や交換にはフレキシブルに対応しているそうなのですが…。

中には、使用済みの商品なのに「返金して」と言ってくるお客様もいるのだとか。fumumu取材班は、元アパレル店員の女性達に詳しく聞きました。


①服を着たらファスナーが壊れてしまった

「ファスナーの引き手がちぎれてしまったワンピースを、『返金して』と、店頭に持ち込んだお客様。


スライダーが生地を噛んでいることに気付かず、無理矢理引手を引っ張ってしまったのでしょう…。


縫製はファスナーを閉じた状態で行っているので、お客様ご自身でファスナーを開閉しなければ、生地を噛むことはないのですが…と説明しましたが、『生地を噛んだのは、そもそもの縫製に問題があったから』と全く聞き入れてもらえませんでした」


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②商品の耐久性に問題がある

「『まだ3回しか着ていないのに、縫い目が解けたんだから不良品』と、返金を要求してきたお客様。


未開封時の状態が確認できないため、不良品とは言い切れないのですが…服を着るとき、ちょっとでもおかしいと思ったら、このような状態になる前にお店に問い合わせてもらえると、対応策をご案内できるかもしれません」


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③取り扱いが書かれたタグを見た覚えはない

「お客様から『レースが引っかかってスカートが破れてたから返金して』と、問い合わせがありました。


『この製品は性質上、引っ掛かりやすいので、着脱時には十分お気を付けください』と、タグに記載していることを説明しましたが『そんなタグを見た覚えはない』と、話になりません。


タグが付いていなかった可能性もあるので返金に応じましたが、モヤモヤしてしまいます」


「使用後の商品の場合、どこに問題があったかのか解明が難しい」のだそうです。商品は使う前に、不良個所がないかきちんと確認すれば、このようなトラブルを事前に防げるかもしれませんね。

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(文/fumumu編集部・志都

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