なぜ聞くの? 「アドバイスを求めるのに、聞く耳をもたない」の心理
アドバイスを求めてくるのに、まともに聞かないのはなぜ? 意外な心理を聞いてきました。
「どうしたらいいと思う?」と聞いてくるのに、なにを伝えても聞き入れない人。「じゃあなんで聞くの?」と、イラッとした経験を持つ人もいるのではないでしょうか。
“アドバイスを求めるのに聞かない人”の心理について、fumumu取材班が話を聞いてきました。
①話を聞いてほしいだけ
「『どうしたらいいかな〜』なんて、相手は深く考えずに言っているだけですよ。そもそもアドバイスは求めていなくて、自分の話を聞いてほしいんです。
こちらの意見を伝えても響いている感じがないなら、話を聞くモードにサクッとシフトしたほうがいいと思います。真剣にアドバイスをしているのに、相手に聞く気がないのはイライラするじゃないですか。
向こうとしても、話したいだけなのにアドバイスをされ続けるのはしんどいだろうし。アドバイスを聞き入れないなら、無理に聞いてもらう必要はないってことだと思います」(30代・女性)
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②意見に同意してほしい
「私自身が、たまにやってしまうかも。『どうしよう』と言いつつ、自分の意見に同意してほしいだけなんですよね。『あなたは間違ってない』『私もそう思う』と言ってもらって、とにかく安心したいんです。
周りに賛同してもらえると、単純に自信になるじゃないですか。自分の意見は間違っていないんだって思える。他人に同意してもらっても必ずしも人生が成功するわけではないから、同意を求めすぎるのも危険だけど…。
それでも、やっぱり不安なときは『大丈夫だよ!』と言ってもらいたいな。自分の中の不安が少なくなるだけで、生きやすくなることもあると思うから」(20代・女性)
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③仲間を増やしたい
「働いている会社にいますよ。アドバイスを求めてくるのに、全然聞いていない人。たぶん、味方を作りたいんだと思います。自分の派閥に引きずり込みたい、みたいな。
愚痴や悪口だと聞いてもらえない可能性があるけど、『ちょっと相談したいんだけど…』と言われると無下にできないじゃないですか。相手に話を聞いてもらうために、アドバイスを求めているように話しているんだと思いますよ。
ターゲットになりたくないなら、味方についてもらっても意味がないと思わせるとか。相手の話が長くなりそうなときは、私は『よくわからないです〜』と無知なフリをしてその場から離れます(笑)」(20代・女性)
アドバイスを求めているようで、ただ自分の気持ちを吐き出したい人は多いようです。
「アドバイスがほしい」の言葉を魔に受けずに聞き役に徹したほうが、場合によっては気楽に会話を進められるのかもしれませんね。
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(文/fumumu編集部・nana)