「そうだ 京都、行こう。」青もみじが美しすぎる庭園 そこに広がるのは…
今夏の「そうだ 京都、行こう。」の舞台は、青もみじが美しい蓮華寺。足を踏み入れてみると…。
今年30周年を迎えた、JR東海のキャンペーン「そうだ 京都、行こう。」。春は桜、秋は紅葉など、美しい京都の姿に心惹かれたことがある人も多いのでは?
5月22日より始まった「京都がくれる癒し」篇では、女優の安藤サクラさんが京都のカフェやお寺を巡り、ゆっくりと癒されていく姿が描かれています。そのなかで、メインビジュアルに起用されているのが洛北エリアにある「蓮華寺」。初めて名前を聞いた人も多いのではないでしょうか。
今回、「そうだ 京都、行こう。」プレスツアーでお伺いし、副住職からお話を伺いました。
■知る人ぞ知る…
「蓮華寺」は江戸初期に洛中から現在の地に再興された、天台宗の寺院。
山門をくぐると、美しい石畳が広がります。これだけでも感動ですが…
書院に足を踏み入れると、鶴と亀の形をした石組みを配した“池泉回遊式庭園”が広がります。柱を額縁に見立てて眺めると、まるで名画のよう。
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■庭園を”見に”来るのはNG
副住職にお話を伺ったところ、「左手奥に見える、首を上げているような石が亀の頭部に相当する亀石、中央に見えるまっすぐな石が鶴石と呼ばれるもの。さらに右手前にはは舟石と呼ばれる、舟をかたどった石が配されています。この舟に乗って極楽を目指す…そんな教えが込められている」そう。
思わずうっとりと眺め、写真に収めたくなってしまいますが「お寺は”綺麗な庭を見に来る”場所じゃないですよ」とピシャリ。「庭園は外にある”お経”であり、あくまでも信仰の場。どんな意味があるのか、しっかり見据えて考えてみてほしい」と語ってくださいました。
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■山の中にひっそりと…
書院を出て、スリッパに履き替えたら渡り廊下を通って本堂へ。「そうだ 京都、行こう。」キャンペーンで使われているビジュアルは、本堂から書院を撮影したものになっています。
庭園に降りてから先は本来、撮影禁止のエリアですが、特別な許可を得て撮影させていただきました。本当に特別な空気が流れる空間…。山の中にひっそりと佇む、修行の場としてのお寺の姿を感じることができます。
青もみじの爽やかで美しく、生き生きとした庭園が見られるのは、この季節ならでは。蓮華寺でしか体験できない”癒し”と”教え”を体感しに、京都へ足を伸ばしてみては。
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(取材・文/fumumu編集部・たつきあつこ)