話題の「月経カップ」体験座談会 はじめて使用してみた結果…
生理用品、なにを使用していますか? 生理用品界のサードウェーブ「月経カップ」を知っていますか?
■初期費用は高い!?
編集部「ちなみに「ローズカップ」の値段は税込みで5,940円です。海外のものもほとんどが同じくらいの金額かな」
栞「えっ、そんなにするんですか!? 正直、高い」
編集部「確かに生理用品の商品としては高い! って思うよね。ただ、生理用ナプキンを毎月購入することと、予期せぬときの購入を考えると、経済的にも優しい」
栞「確かに…生理用ナプキンって毎月出費するものだから、結構しんどいってひとり暮らししてると気付く」
オトセ「生理用ナプキンをいつも持ち歩いているわけじゃないから、突然生理になったときにコンビニで買ったものが、家にたくさんある(笑)」
氷川「コンビニで購入すると割高だし、それをちょこちょこ購入していると、経済的につらい…」
編集部「カップ愛用の私の場合、3年くらいは買い換えてないし、10年以上使用できる。一応サブとしてパンティライナーは購入しているけどライナーは安いし大きな出費にはならないしね」
加賀谷「そう考えると、単純計算で「ローズカップ」を購入したら、1年くらいで元は取れる(笑)」
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■日本製ならではの「おもてなし」設計
加賀谷「カップの内側に計量がわかるようなメモリがある!」
編集部「そうそう、個人的に月経カップを使用して感じたのは、経血量ってこれくらいなんだなぁ~っていう発見があった。多い日に、生理用ナプキンを何度も変えているとものすごい量だと感じていたけど、これくらいなんだぁ~って」
氷川「多い日も人によって違いがあると思うけど、自分の身体のことを知るためにも、経血量を知ることは必要かもね」
栞「経血量にコミット(笑)。数字でわかるってのは楽しいのかな」
オトセ「内側もこぼれにくいようにヒダがついているのは安心感がある」
編集部「着脱時の漏れ防止の「内羽」っていう設計らしい。私が使用していた海外製はこの部分がないから、取り出すときにこぼれちゃうこともあったからこれは助かる。あと、海外製はカップを保管するためのペラペラの袋が付属してるくらいだけど、「ローズカップ」はしっかりした専用ケース、なにげにここにも感動した」
栞「日本のおもてなし精神を発揮しているわけですね」
加賀谷「カップそのものもそうだけど、やっぱり日本製っていうのは安心できるよね」
オトセ「挿入することに抵抗感があるからな…タンポンへの抵抗がなければやりたいかも」
■欧米では重宝されている
今回の座談会では、タンポン使用者が少ないことが判明しました。欧米では、タンポンも主流のため「膣内に挿入して使用する」商品に抵抗がないことも海外との違いなのかもしれません。
また、初期費用が高いこともちょっと手を出しにくいひとつの要因になっていますが、長期的に見れば経済的。
欧米ではTバックを愛用する女性が多いため、膣内で長時間装着できる月経カップが重宝されている、とも聞いたことがあります。
生理用ナプキンで経血が肌に触れる不快さや、かぶれやかゆみに悩む女性には、身体の中で直接経血をためる月経カップはおすすめです。
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(文/長谷川 瞳)