自分の失敗などを、人のせいにすることはあまりよくないとされています。しかし心の負担を軽減したい場合などは、人のせいにするのもたまには有効なのかもしれません。
■約半数、人のせいにすることも必要
fumumu編集部では全国10〜60代の男女800名を対象に、ときには人のせいにすることも必要だと思うか、調査を実施しました。
その結果、「人のせいにすることも必要だと思う」と答えた人は、全体で55.3%。
fumumu取材班は女性たちに、人のせいにしたほうがいいと思ったエピソードについて聞きました。
関連記事:「後輩に頼られる人」ってどんな人? 後輩人気の高い人の特徴3つ
①自責すぎて追い込む後輩
「同じ部署の後輩は、いつも自分を責めてばかりなんです。仕事もよくやってくれていて、本来ならばもっと前向きになってもいいと思って見ているのですが…。
彼女自身が『私なんて…』とネガティブな考えを常に持っているために、ときどき心配になってきてしまいます。もっと人のせいにしてもいいので、前を向いてほしいものです。
追い込みすぎて、疲れ切ってしまわないか心配なので…」(20代・女性)
関連記事:後輩に仕事のやる気を出させたい! 先輩・上司が覚えておきたい3つのこと
②間違ったことを言う上司に
「自分のことしか考えていない上司に言うことなど、話半分に聞いておけばいいと思うんです。しかしまじめなところのある先輩は、そんな上司の言葉を真に受けては落ち込んでいます。
あまりにかわいそうだと思ったので、『上司が悪いから、先輩は気にしなくていいですよ』と伝えてみたのですが…。先輩もわかってはいるものの、性格的に切り替えられないみたいなんです。
自分が悪くないのに、人のせいにできない先輩は人間ができすぎていると思いました」(20代・女性)
関連記事:相手に申し訳ない… 約9割が「心の余裕」がなくて人に取ってしまった対応
③自分が悪いに違いないけれど
「私が仕事でミスしたときに、ものすごい勢いで責めてきた先輩がいました。たしかに私が悪いのですが、あまりにも言いかたがきつすぎたために必要以上に落ち込んでしまったんです。
そこで私は気持ちを切り替えるために、『そんな言いかたをする先輩も悪い』と思うことにしました。あまりよくないことかもしれませんが、そのまま受け止めると精神的に大きな負担になると思ったので…。
もちろん、自分がやったミスは悪いと思っています」(20代・女性)
心の中で人のせいにするのであれば、あまり迷惑をかけることはないのかもしれませんね。
・合わせて読みたい→後輩に仕事のやる気を出させたい! 先輩・上司が覚えておきたい3つのこと
(文/fumumu編集部・ニャック)