『ハリポタ』ハグリッド役を熱望するも… “ある理由”で出演叶わなかった大物俳優
『ハリポタ』作品で人気のハグリッド役を熱望、断られても諦めなかった大物俳優は…。
映画『ハリー・ポッター』のなかで愛されキャラクターといえば、ホグワーツの森の番人であるルビウス・ハグリッド。じつはあの人が演じていた可能性があったようで…。
かつての撮影裏話を『LAD bible』など海外メディアが報じています。
■ロビン・ウィリアムズが出演を熱望
同作でハグリッド役を演じているのは英俳優のロビー・コルトレーン(2022年に死去)ですが、『レナードの朝』『グッド・ウィル・ハンティング』で知られる、米俳優のロビン・ウィリアムズ(2014年に死去)もハグリッド役として自ら出演を希望していました。
同作品のキャスティング監督を努めたジャネット・ハーシェンソンは、かつてのインタビューでこう語っています。
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■イギリス人のみ、という理由で断られるも…
「ロビンはどうしてもこの映画に出演したくて(クリス・コロンバス監督に)直接電話をかけたの。でもあの作品はイギリス人限定だった」「監督は一度ロビンに『ノー』と言えば、イギリス人以外のほかの誰にも『イエス』とは言うつもりはなかった。それは間違いないわ」。
イギリス人ではないという理由でハグリッド役を断られてしまったロビン。しかし彼はそれだけでは諦めません。
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■ルーピン役で再び監督に出演希望
同作の三作目である『アズカバンの囚人』において、「闇の魔術に対する防衛術」教授として登場するリーマス・ルーピン役にも関心を寄せていたロビン。再びルーピン役として監督に出演を希望しますが、再度断られてしまったといいます。
2021年のインタビューで監督は「ルーピン役を演じたいと話すロビン・ウィリアムズと話をしたんだ。『この作品はイギリス人限定だ。わたしにできることはなにもないんだ』と伝えるのはとても難儀した」と話しています。
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■同作唯一のアメリカ人俳優は…
同作でルーピン役を演じたデヴィッド・シューリスについて「彼のルーピンは素晴らしかったが、ロビンのルーピンもまた素晴らしかっただろう」と語った監督。
なお、監督は原作者であるJ・K・ローリングとの約束を守り、フランチャイズを通してキャスティングされた、唯一のアメリカ人俳優であるヴァーン・トロイヤー(グリップフック役)を除き、全出演者をイギリス人で貫いたとのこと。
もしロビンがハグリッド、またはルーピンとして出演していたら…? また違う雰囲気のハリー・ポッターになっていたかもしれませんね。
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■執筆者プロフィール
黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。
お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。
翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)