タランティーノ作品でハリウッドに進出したパリの女優レア・セドゥ:『美女と野獣』でフランスのお姫様を堪能

イケてる女優「イケジョ」のススメ:レア・セドゥ。小粋さの中でも。

ヴィゴ・モーテンセン
(©2022 SPF (CRIMES) PRODUCTIONS INC. AND ARGONAUTS CRIMES PRODUCTIONS S.A.)

いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』の公開を記念して、本作で主人公のアーティストのパートナー、カプリースを演じているレア・セドゥです!



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■『未来の危機』は痛みのない世界

現在公開中の『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』は、人間の肉体が変容して観客の恐怖を誘う「ボディホラー」の奇才、デヴィッド・クローネンバーグ監督がまさに本領を発揮した作品。


人類が、痛みの感覚を失くしたかわりに、新しい臓器を生み出すようになった近未来を舞台に、生まれた臓器を取り出すショーで人気を博すアーティスト、ソール(ヴィゴ・モーテンセン)を中心に、物語が展開していくのですが…?



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■フランスでも、ハリウッドでも

その中で、ショーでソールの臓器を取り出すパートナーのカプリースに扮しているのが、レア・セドゥ。1985年7月1日、フランス、パリ生まれのレアは、2008年にフランスのアカデミー賞とも称されるセザール賞有望新人女優賞にノミネートされた後、2009年にクエンティン・タランティーノ監督の『イングロリアス・バスターズ』でフランス人女性役でハリウッドへ進出。

ヴィゴ・モーテンセン
(出典:amazon

以降、ハリウッドでの活躍を続けていますが、じつはフランスの大手映画製作会社出身の家系のレアは、ハリウッド的な大がかりな作品でも、フランスらしい小粋な作品でも、しっくりなじむ存在感が最大の魅力といえるでしょう。



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■リアルな「フランスのお姫様」

そうした意味で、私たち日本人がスクリーン上でレアにお目にかかる機会は、ハリウッド作品のが多い印象ですが、レアが生粋のフランス映画に、まさに「フランスのお姫様」として登場する『美女と野獣』(2014年)がダントツでおすすめです。

ヴィゴ・モーテンセン
(出典:amazon

以前、ダン・スティーヴンスのおすすめ作としてご紹介した、ディズニー版『美女と野獣』(2017年)では、「美女」こと主人公の「ベル」はエマ・ワトソンが演じていますが、フランス実写版では、レアが「ベル」を演じています。

もともと『美女と野獣』の原作は、18世紀のフランスに端を発し、ベルはひとりっ子ではなかったりと、ディズニー版とは細かい部分が異なりますが、フランス版はほぼ原作に近いストーリー。快活なエマ・ワトソン版ベルとは、また一味違うしっとりした印象のレア版ベルは、衣装もあわせて女子が大好きな要素がたっぷりつまっています。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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