結婚相談所で出会った“成人向け”の仕事をしている年下男性 仕事に対する考え方に感銘

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。


■彼の職業は「成人向け」

「えっと、何だったかな~」と誤魔化そうとしていると、「イラストレーターなんですけど、成人向け、つまりエロ専門で書いてまして」。あ、そういうこと。それの何がいけないんだろう? 普通に疑問でした。キラ若Sくんは「最初は気にしないって言ってくれても彼氏が毎日そういう絵を書いてるのは嫌なんじゃないですかね」と。

なるほど、まあ、気持ちはわかるけど、私自身も家でブツブツネタの練習したり1人でずっと起きてたり好き勝手やっているから、むしろ彼みたいにクリエイティブな人は全く気にならない。そのまま彼に伝えました。そして、私は、芸人なんですよ、と。すると嬉しそうに「お笑いは全くわからないけど、凄い、応援したい」と言ってくれました。

また「もし僕のイラストのお仕事が嫌ならそれは仕方ないかなぁって。この仕事は辞めないと決めてるので…辞めてと言われても辞めないですね。だからプロフィールにもちゃんと書きました、ご理解ある人だと嬉しいですと。なので、なかなか相手が来ないんですけど…」。

最高。共感の嵐でした。あなた、最高です。それは仕事に誇りをもっているということだから。そこだけは譲れないということだから。むしろそういう人は、めちゃくちゃかっこいいと、熱くなってしまいました。キラキラ若者Sくんは、ずっと最初から同じ笑顔のまま、ありがとうと照れているようでした。



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■また会いますか?

結婚相談所でのお見合い時間は短い。1時間ほどで終了し、カウンセラーさんから「『仮交際』に進みますか?」と連絡が来る。これがいつも早い。早く決めなくてはいけない。

マッチングアプリのようになんとなくキープや既読スルーなどが出来ない。しかしこの「仮交際」というもの。つまり付き合ってはいないので「本交際」となるまで、他の人とデートをしていいというものです。同時進行OK。これは、どの婚活の世界でも同じです。

彼からの返事には緊張しました。盛り上がったので仮交際に進める自信はあるのですが、万が一断られるということも。でも、進んだら、じゃあ、この彼と結婚するってこと? そんなのまだ、早いか。

ふと、こんな気持ちになりました。素敵な人でしたが、何だろう、いかにも「婚活」って感じ。彼の仕事への考え方などすごく好きですが、なんか、こんな感じでみんな結婚していくのかな。それでいいのか? まだ何も進んでいないのにもうマリッジブルーなような気持ちになっていることにちょっと動揺しました。お見合いが楽しかったんだから、いいじゃん、そう言い聞かせている自分もいて、変な気分でした。

返事がきました! 早い! 「仮交際に進みました」。やった! ゲームクリア! そんな気持ちです。結婚相談所で2回目のデートに進むなんて、私にしては快挙すぎる…。婚活アドバイザーからも「楽しんでくださいね♪連絡先も交換してかまいませんよ」と来ている。

次は、どんなデートをするんだろう? そして次は、電話しながら皆既月食を見ることに。ロマンティックすぎる! でも、まだ仮交際。だって他にも現れたから。あと、ハイスペックマッチングアプリもやらないと。大忙し。マッチングアプリ活動始まって以来の大フィーバー。乞うご期待♪


【小出真保】

太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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