新作では主演&監督も! マイケル・B・ジョーダンの徹底した悪役がかっこいい『ブラックパンサー』
アンダー40俳優「イケメン」のススメ:マイケル・B・ジョーダン。変幻自在の演技力。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま「イケオジ」になるのが確実の、イケメン俳優出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『クリード 過去の逆襲』の公開を記念して、同作でボクサーの主人公、アドニス・クリードを演じているマイケル・B・ジョーダンです!
■父の遺志を継いだ息子の物語
現在公開中の『クリード 過去の逆襲』は、シルベスター・スタローン扮するボクサー、ロッキー・バルボアの活躍を描いたシリーズのスピンオフ作品の第3段。
ロッキーのライバルだったアポロ・クリードの息子、アドニスを主人公に据え、父親と同じくボクサーになったアドニスが、本作ではかつての幼なじみと対峙することになるのですが…?
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■子ども時代から培った幅広い演技力
本作で、タイトルロールのアドニス・クリード役を務めているのが、1987年2月9日、アメリカ生まれのマイケル・B・ジョーダン。
実は子どもの頃からキッズモデルや子役として活躍していたためか、自身の魅せ方のうまさや、演技の幅の広さは目を見張るものがあります。『フルートベール駅で』(2013年)で市井の人を演じたかと思えば、『ファンタスティック・フォー』(2015年)のスーパーヒーロー、『黒い司法 0%からの奇跡』(2019年)の弁護士まで、変幻自在な演技力の高さも魅力。
このショウビズ界で培った才能を武器に、『クリード 過去の逆襲』では監督デビューも果たしています。
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■憎々しい悪役もお手のもの
個人的に、『黒い司法 0%からの奇跡』の弁護士役と、『クリード チャンプを継ぐ男』(2015年)の冒頭で登場する、証券会社に勤めるクリードのインパクトが強く、ジョーダンは「正義漢の強いエリート役」が似合う印象がありました。
ところが度肝をぬかれたのが、『ブラックパンサー』(2018年)です。いまは亡きチャドウィック・ボーズマンが、タイトルロールのスーパーヒーローを演じるマーベルコミックの実写版ですが、ジョーダンは、ブラックパンサーの宿敵として登場。その憎々しい悪役の顔と、肉弾戦をくり広げる土臭いクリードの顔を比較してみると、ジョーダンの変幻自在さにときめいてしまうのです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)