東山紀之が“生謝罪”で語った言葉に、有名音楽プロデューサー「とんでもないことをやってる」

「もうキャスターごっこはやめたら?」との苦言も。

東山紀之

23日放送のラジオ番組『田畑竜介 Grooooow Up』(RKBラジオ)に、平井堅、CHEMISTRY、EXILE、JUJUなど、数多くのアーティストの楽曲プロデュースを手がけてきた、音楽プロデューサー・松尾潔さんが出演。

東山紀之さんの謝罪の言葉に「報道の自由の侵害」と苦言を呈したほか、大手メディアに「声明文を出すべき」と訴えました。


■「この1週間も誠意を感じなかった」

先週の放送では、ジャニーズ事務所・藤島ジュリー景子社長の謝罪動画を受け「記者会見をすべきだし、第三者委員会も必要」と意見を述べていた松尾さんは、「この1週間も誠意を感じなかったな」と振り返ります。

近藤真彦さんが大分県日田市で開かれるフォーミュラカーレースのPRで、大分県庁に表敬訪問したときの囲みの会見の発言に言及しました。


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■ジュリー氏に「影響力をもっと考えてほしい」

長年ジャニーズ事務所に所属していた近藤さんは、報道陣に向けて「もう知ってるでしょ、隠しごとなしに正々堂々と話さないと、みなさん納得しないでしょ」と返しましたが、松尾さんは「あの発言は藤島ジュリー景子社長への呼びかけですよね」「でも、実際にジュリー社長に面と向かって何かを言える人はいないんだろうな」と予想。

つづけて「日本を代表するエンタメ企業のトップとして、今の姿勢はどうなんだろう。ご自身の影響力をもっと考えてほしいと思います」

「やっぱり、この国全体で膿を出していくというフェーズに入っているんじゃないでしょうか」と私見を述べました。


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■「報道の侵害なんじゃないの?」

また、21日放送の『サンデーLIVE』(テレビ朝日系)では、キャスターを務める東山紀之さんが2分近くに渡って、コメントを出しました。

先週、事務所から喜多川氏に関する公式見解が出されましたので、私自身の考えを伝えさせていただきます。


この件に関しましては、最年長である私が最初に口を開くべきだと思い、後輩たちには極力待ってもらいました。彼らの心遣いに感謝します。(一部抜粋)


松尾さんは「これは15日の日テレ『news zero』で、この問題に関するコメントを回避した櫻井翔さんを気遣っての発言と取れますし、実際そうなんでしょう」と推測しながらも、「でも『後輩たちには極力待ってもらいました』って…美談になるのはおかしい」とコメント。

「名指しはしていないものの『櫻井さんが15日に話さなかったのは、僕が待ったをかけていたんだ』という意味だとしたら、テレビ朝日のキャスターが日テレのキャスターに待ったをかけたということなら、“報道の自由”の侵害なんじゃないの?」「とんでもないことをやってるよ、分かってるの?って…」と疑問を抱く言葉であることを説明しました。


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■「もうキャスターごっこはやめたら?」

「そもそも僕は、キャスターを名乗る人が民間企業のCMに出るような状況はおかしいと思っている」という松尾さんは、「もう“キャスターごっこはやめたら?”って思う」「ジャニーズだけじゃなく、他のタレントキャスターも。エンタメ番組で話すなら別ですけど、こんなキャスターの人がいうニュースなんて、他のニュースも信じられない」と苦言を呈しました。

また、今回のジャニーズ事務所の問題に対して「いち事務所だけのことではない。このタイミングで、朝日、読売、毎日といった大手新聞社、テレビのキー局、音楽業界4団体が共同声明を出さないと」「そうしないと、この国のエンターテインメントビジネスの地盤沈下は避けられない。もう液状化しているぐらいのイメージ。その末端にいる人間として、大変な危惧を抱いています」と心境を吐露。

最後に「スピーディーな解決も誠意。ぜひ、藤島ジュリー景子社長の英断を求めます」と訴えました。

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(文/fumumu編集部・冬野 とまと

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