“いじめ保険”で最大20万円保証 尾木ママは「必然的な補償制度だと…」

東京海上日動火災保険が、いじめなどを対象とした「トラブル対策費用補償特約」を提供することが話題に。様々な意見が飛び交っています。

尾木直樹

4日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、子供がいじめやインターネットのトラブルに遭った際に利用する“いじめ保険”が登場したことを報道。

教育評論家の尾木ママこと尾木直樹さんのコメントも紹介し、反響を呼んでいます。


■いじめなどを対象とした新たな保険

東京海上日動火災保険が、いじめなどを対象とした新たな「トラブル対策費用補償特約」の提供を発表。子供がいじめやインターネットのトラブルに遭ったときに、1回当たり最大20万円まで保証されると紹介されています。

加入は、学校かPTAが東京海上の教育関連の団体保険を契約していることを前提としており、弁護士費用を補償する特約とセットで月々120円で利用することができるもようです。


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■いじめ増加で「必然的な補償制度」か

同番組では、今回の新たな動きの背景にあるのは「いじめ件数の増加」ではないかと予想。文科省によると2021年度には、2010年度のおよそ8倍のいじめが報告されています。

教育の専門家である尾木ママは、番組の取材に応じ「(いじめの)認知件数ですけれども跳ね上がっているいうことがあります。こういうことを背景にしたときにこれは社会的にある意味で必然的な補償制度だっていうふうに僕は思いますね」と指摘しました。


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■ツイッターでも「#いじめ保険」が上位に

いじめが要因で引っ越しを余儀なくされた際には、その費用も補償される今回の保険。

街の声としては「お守り的な感じっていう分には安心なのかな?」と歓迎する向きもある一方で、「場合によっては転居しないといけないとしたら20万では足りない」「いじめられたほうがなんで出ていかなきゃいけない」といった意見も。

ツイッター上でも「#いじめ保険」というタグが上位に浮上し「保険いいと思う。抑止力になるかもだし」「いじめ保険作るより、いじめをさせない環境作りが先だよね?」などなど、賛否両論さまざまな声が飛び交っています。


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■じめられた子供の「気持ち」を大切に

東京海上日動としては、いじめだけではなくストーカー行為なども対象としているとのこと。

司会の谷原章介さんは「被害を受けたかた側がこういった補償があることで新しい環境を手に入れやすいのはいいと思うんですけれども、大事なことはいじめられた子供の気持ち、精神的なケア、そこをしっかりしてあげてほしいですよね」と私見をのべました。

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(文/fumumu編集部・星子

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