通学路で「落とし物」を拾った男児 持ち主に返すと思いもよらぬ報酬が

落とし物を警察に届けた結果、実は高価なものであることが判明。拾った男児に賞賛の声が続出。

道を歩く少年
Child on zebra crossing

落とし物をした場合、きちんと帰ってくるとは限らないこのご時世。落としたものが財布やジュエリーなど、お金にまつわるものなら尚更でしょう。

しかし、近日中国で時価総額300万円程度の純金ネックレスを拾った小学生が出現し、その正直さに現地メディアが「素晴らしい」と報道。後に大きな報酬を得たことが伝えられています。


■通学路に放置された紙袋

舞台は中国・四川(しせん)省。いつものように学校から帰宅しようとした10歳のA君は、通学路に紙袋が置かれていることに気付き、好奇心から中を覗いたのだそうです。

袋の中に入っていたのは、キラキラ光る金色のネックレス。

A君は「誰かが置いていったのかな…? しばらくしたら持ち主が現れるかも」と考えしばらくその場にとどまりますが、一向に現れる様子がなかったことから母親に電話をし「どうしたらいいだろう?」と問いかけます。


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■持ち主から連絡が

「ひとまず持って帰りなさい。お母さんが警察に通報してみるから」と告げられたA君は帰宅した後、泥棒に盗まれないよう自身のクローゼットに紙袋をしまい、鍵をかけました。

その後、母親が地元警察に「息子が金のネックレスを拾った。本物か偽物かはわからないけど、探している人がいたら教えてください」と通報。ひとまず持ち主が名乗り出るまで待つことになりました。

しばらくしてとあるジュエリーショップの店員を名乗る人物から「〇〇の路上でこういった形状の紙袋を無くした」と通報を受けた地元警察は、特徴の一致からA君が拾ったものではないかと推測し、双方に連絡。金のネックレスは無事持ち主の元へ戻ることとなるのです。


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■実は純金のネックレスだった

そこで、この品物の価値が約16万元(約300万円)程のものであることがわかり、A君も母も驚き。A君の正直な行動は現地メディアで大きなニュースとなりました。

この親子が裕福とは言えない生活をしていることが知れ渡ると、ネットや地元民からは「普通なら盗んですぐ売るのに、なんていい子なんだ…」「こんなに素晴らしい子のために何かできないのか」といった意見が噴出。その後、行政からA君の行いに対する奨励として「高校卒業まで年6000元(約11万円)を学費として援助する」声明が出されたとのこと。

「拾ったものは、持ち主に返す」

高価な品物であるにも関わらず正直に通報したA君一家は、賞賛と共に大きな報酬を得ることとなりました。このまるで寓話や故事のような出来事に、驚いたネットユーザーも多いようです。

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(文/fumumu編集部・鳳 あゆ子

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