古市憲寿、出生率80万人割れに持論 「子供をうっかり産んでもいい社会って大事」

出生率が年間80万人を割ったことが話題になり岸田政権の「異次元の少子化対策」の内容にも注目が集まる。

古市憲寿

2日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、岸田政権の少子化対策について報道。

社会学者の古市憲寿さんも国の方針について持論をのべ、注目を集めています。


■出生率が年間80万人を割る事態に

令和4年の出生数が、厚生労働省の人口動態統計(速報値)で年間80万人を割ったことが大きな話題となっています。

岸田文雄首相は「異次元の少子化対策」を掲げており、6月には「骨太の方針」を見据えて「子供予算倍増」に向けた大枠を示す方針を明らかにしています。

そんな中、国会で立憲民主党の辻元清美議員が「増税はしないと断言してほしい」と呼びかけ、岸田首相は「内容が決まっていない。具体的に申し上げる段階ではない」と明言を避けたことも報じられています。


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■少子化対策自体が「国防というか有事」

司会の谷原章介さんは、「古市さんあの、国防に関しては具体的にいくらぐらいドーンと大きくするんだっていう予算が出てきましたけれども、なぜこの異次元の少子化、具体的に出てこないんですかね?」と質問。

古市さんは、「でも本当は少子化っていうのも国防というか有事というか…日本の人口が減っていくわけですから日本がまさに貧乏になってしまう」と、少子化対策そのものが国を守る「国防」であると解説。

さらに、「特に2025年はラストチャンスじゃないかな? って最近言われていて。なんでかっていうと今後どんどん若者が減っていくわけですよね。だから母数が減っちゃうから2040年とかにいくら少子化対策とかやっても、もう若者がそもそもいないから遅いんですよね」と、この5年が勝負だとうい見解を示しています。


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■子供を「うっかり産んでもいい」社会へ

続けて古市さんは、「でも、ここで凄い大事だなと思うのは、もちろん国の仕組みも大事なんですけど、社会全体で、なんかもっと子供に対してもフレンドリーであるべきだし、もしくは子供をうっかり産んでもいいような社会って大事だと思うんですね」と、社会全体の仕組みに言及。

経済的な問題を例に上げ、「やっぱり今って教育費のこととか未来の日本のこと考えちゃうとなかなか産みにくいと思うんですよ」「でもそうじゃなくて本当に、うっかり産んじゃっても何とかなるようにサポートを社会がしていかないといけないし、その気運みたいなものも盛り上がらないと本当に日本って終わっちゃうというか…」と懸念しています。


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■移民受け入れや難民問題にも言及

古市さんは、介護や医療は「ロボットとかAIになかなかできにくい」点にも言及し、社会が回らなくなる可能性があると警鐘を鳴らしています。

古市さんも意見を受けて、谷原さんも「少子化対策をするのか、難民問題を解決するのか、もしくはまぁ、移民を受け入れるのか…」とのべ、移民受け入れ問題に対しても思いを巡らせていました。

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(文/fumumu編集部・星子

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