『あさイチ』騒音トラブルが起きたとき「やってはいけないこと」に驚き…

『あさイチ』でご近所の騒音トラブル問題を特集。「真上の音かと思ったら斜め上の家からの音だった」というケースも。

博多大吉

22日、朝の情報番組『あさイチ』(NHK系)では、「“音のトラブル”に巻き込まれないために」という特集を放送。

音の伝わり方や対処法を紹介し、意外な実験結果にお笑いコンビ・博多華丸・大吉の博多大吉さんも驚く一幕がありました。


■「音の発生源」は分かりづらい

近所の人間関係にヒビが入り、時には思わぬトラブルにつながることもある騒音問題。番組では音のトラブルを防いで悪化させない方法を探るべく、鉄筋コンクリートの建物を借りて「生活の音が上下斜めからどのように聞こえるのか」実験。

事前アンケートでは深刻な体験談も寄せられており、中には、自宅のドアに「真下の部屋の住人」から「うるせーうるせー」というメモを貼られたという声も。

このケースでは苦情が来た日と「隣の住人」が大きな音を出した日が一致していたことから、管理会社に「真上ではなく斜め上の家の音」だったのではないかと伝えたものの、結局誤解は解けなかったそう…。


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■1階の音が5階に伝わるケースも

そんなケースも鑑みて、番組では実際に「真上の家」と「斜め上の家」で音の聞こえ方がどう違うか、ゴルフボールを落として実験。

下の部屋からはどちらの家の音もはっきり聞こえ、「これはどこで音がしているのか、隣か上か真上か、場所が変わったことは言われなかったら私は気が付かないかもしれない」という驚きの感想が。

ちなみにカーテンを開け締めする実験では、音は「下から上」にも聞こえることが明らかに。

専門家によると、ゴルフボールを落とすと床が振動し、その振動は下の階や上の階の壁に伝播するため音がどこからきている分からなくなるとのこと。1階の便器の開閉音が5階に伝わるケースもあり、「1階だから安心」ということはないそうです。


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■声などの「空気音」と振動の「固体音」

騒音には種類があり、声などの「空気音」は、音量を小さくすることが大前提で、窓やドアを閉めることでも軽減できるそう。一方で、足音など振動として伝わる「固体音」には3つのポイントが。

基本的には「引き戸などの開け締めの時は手元を見ながら動く」「子供の遊び場は中央より壁側のほうが音が半減する」「防音対策グッズを過信しない」ことを心がけ、音に対する知識を持つことも大切とのこと。


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■「直接注意しに行く」のは避けるべき

番組では、実際に騒音トラブルが起きてしまった時の心得として、「相手に直接言わずに、管理会社や管理組合、大家さんなど第三者を巻き込む」ことを推奨。管理会社がない場合を想定して、「住宅リフォーム・紛争処理支援センター」という相談先も案内されました。

そんな対策を受けて、大吉さんは「とくにこう…音自体どっから鳴っているか分からないっていうのをやった後だから、『上から聞こえる』っていって怒鳴り込むとろくなことはない気はします」と私見をのべていました。

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(文/fumumu編集部・星子

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