「受胎日の違う赤ちゃんが…」 5日間に2度妊娠した女性に医師もビックリ

妊娠した状態でさらに排卵が起こり、再び受精するという奇跡の妊娠が話題を集めました。

妊娠・妊婦
(dragana991/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

二卵性双生児の中でも稀な過受胎によって、双子を授かった女性が話題を集めています。『Mirror』など数多くのメディアが報じました。


■流産を乗り越え再び妊娠

アメリカ・カリフォルニア州サンパブロ出身のオダリス・マルチネスさん(25)は、2020年11月に妊娠が判明する前、流産を経験していました。

そのため、のちに妊娠検査薬で陽性反応が出たときは、嬉しさと同時に再び「心拍が確認できない」と言われてしまうのではないか…と、恐れてもいたそうです。

そして、はじめての超音波検査の日、看護師が赤ちゃんと心拍を確認した瞬間は喜びに満ちあふれたといいます。


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■過受胎という稀なケース

しかし、医師はオダリスさんに「受胎日の違う赤ちゃんがもう1人いる」と告げました。これは「過受胎」と呼ばれる非常に稀な現象で、すでに妊娠状態にある子宮に2つ目の受精卵が着床することで成立します。

オダリスさんの場合、生理周期の最終日に1人目を受精、その5日後に再び異なる精子によって受精しました。

2017年の研究では、医学文献の中で10件にも満たない数しか報告されていません。発生頻度を検証するためのデータにも欠き、医師の中には人類でこうした事象が起こることに、懐疑的な人がいるほどなのだとか。


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■帝王切開で出産

こうして2021年8月10日、オダリスさんは帝王切開によって双子を出産し、リリオとイメルダと命名。ふたりは成長曲線でも97パーセンタイルを維持する大きな赤ちゃんで、現在は1歳を迎えています。

オダリスさんがこの出産秘話をSNSに投稿すると、大注目を集め多くのコメントが寄せられました。


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■もう1人が現れた!?

コメントの中には「私の娘たちは14日違いの妊娠、父親もそれぞれ違います」とさらに驚くべき事態を経験した人からのコメントや、「そんなことが可能だとは…」と言葉を失う人も。

医療が日進月歩を遂げる現代においても、医師が首をかしげる事態はまだまだあるようです。

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(文/fumumu編集部・原田 パラン

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