SHELLY、アフターピルの“パブコメ”呼びかけ 「『検討します』から大きな一歩に」

長い年月「見送り」が続くアフターピルのOTC化。SHELLYさんは一般の人が意見を伝えられるパブリックコメントについて語りました。

SHELLY

タレントの SHELLY さんが24日、自身のYouTubeチャンネル『SHELLYのお風呂場』を生配信。

産休明け初となる配信では「アフターピル」のパブリックコメントへの呼びかけを行いました。

【動画】アフターピルのパブコメについて「他人事と思わずに…」と呼びかけたSHELLYさん


■日本では「ハードルの高い薬」

久々のチャンネル更新&生配信となった今回。笑顔で近況報告を伝えていたSHELLYさんですが、30分近く経過したころ「ここらで、あの話しようかな」といい、「もう何年も前から、アフターピルのOTC化の話がずーーーーーっと続いてるの」と、妊娠を回避するために性交後に女性が服用するピル「アフターピル(緊急避妊薬)」について切り出します。

アフターピルの効果などについて語ったSHELLYさんは「海外では薬局で買える薬なの。でも日本ではなぜかすごくハードルが高い薬になっちゃってるの」と語りました。


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■2017年、OTC化に向け「検討」

世界90カ国以上では、市販薬として薬局で買えるのが一般的な「アフターピル」。日本では2011年にレノボという薬(ホルモン剤の一種。避妊効果は100%ではないものの、性交渉後72時間に服用することで妊娠の可能性を下げることができるとされている)が認可されましたが、まだOTC化(市販薬化)はされていません(産婦人科などを受診して処方箋を出してもらう必要があります)。

避妊失敗のときや性暴力被害にあった場合など、女性が自らの体を守る手段のひとつとして、数年前からOTC化を求める声は多く寄せられ、これを受けて厚生労働省の検討委員では、OTC化に向けた検討を行いました。2017年のことです。

しかし、日本産科婦人科学会や日本産婦人科医会から選出された委員たちから、「性が乱れる恐れ」「安易な使用が広がる恐れ」などの反対意見が出され、見送りに。


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■2020年、産婦人科医副会長の発言が物議

2020年には、共同代表を務めるNPO法人ピルコン理事長の染矢明日香さんを共同代表とした「緊急避妊薬を薬局でプロジェクト」が発足。“予期せぬ妊娠のリスクを抱えた全ての女性の健康を守るため”を訴え、署名運動などをしてきました。

同年、産婦人科医副会長が「日本では若い女性に対する性教育、避妊も含めてちゃんと教育してあげられる場があまりも少ない。『じゃあ次も使えばいいや』という安易な考えに流れてしまうことを心配している」と発言。

欧米から遅れすぎている日本の性教育を見直す…のではなく「安易な考えに流れる」との発言には物議を醸しました。

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