オール巨人、『M‐1』は優勝しなくていいと思う理由 「いっぺんあそこに…」

長年『M‐1』審査員を務めたオール巨人さんが「優勝しなくていい」と語る真意とは…。

マイク
(Ekaterina Kiseleva/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

12日放送の『やすとものいたって真剣です』(ABCテレビ)に、お笑いコンビ、オール阪神・巨人のオール巨人さんが出演。

漫才人生を振り返るなか、長年審査員を務めた『M‐1グランプリ』(吉本興業・ABCテレビ/テレビ朝日系)について見解を示しました。


■“漫才適齢期”を語る

芸歴は48年を誇る大ベテランの巨人さん。漫才師としての適齢期は、結婚して子供もでき、話すネタに尽きない「45~50歳くらい」だと話し、そのタイミングで漫才を辞めたいと考えていたといいます。

しかし当時、相方のオール阪神さんが離婚で多額の慰謝料を支払い「金がないから頼む。漫才やってえな」と懇願してきたため「阪神のために漫才を続けた」と今に至った経緯を説明しました。


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■80年代の漫才ブームでは…

長い漫才人生を振り返るなか、話題は80年代の漫才ブームの話へ。当時はブーム到来で東京にほかのコンビが送り込まれるなか、一通り関西で名を馳せていた巨人さんたちは「皆さんが東京に行ったあとの“助っ人”に回ってた」といいます。

「一番そのときが屈辱でしたね」「悔しかった。僕ら“ど真ん中”ちゃうなぁって…」と、当時は歯がゆい思いを抱えながら同期の島田紳助氏たちが披露する新ネタを眺めていたと明かしました。


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■「ものすごいラッキーで幸せやった」

その後も32歳で弟子を取り、家を建てるなど漫才師として成功のステップを駆け上っていったことを振り返り、近所には島田氏が同じく家を建てていたエピソードも披露。

巨人さんたちのほか、島田氏、お笑い芸人の明石家さんまさん、落語家の桂小枝さんなど名だたる同期が活躍していた当時について「ものすごいラッキーで幸せやったと思う。同期にすごい奴がおるとこいつには負けたくないって頑張る」と回顧。「いくときはいききってしまわなあかん。賞獲れるときになんでも獲っとかなアカンねん」と経験を語ります。


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■M1に持論「決勝のなかに残ることを…」

2007年から2021年まで合計9回、『M‐1グランプリ』の審査員を務めた巨人さんですが、本大会について「決勝のなかに残ることを目指したら良い。優勝せんでもいいんよ」と持論を展開。

「例えば、かまいたちとかも優勝してないやん。でもあれだけ出てるやん、2位3位でもいい」「いっぺんあそこにいったら、全然みんなの見かたが変わる」と大会に爪痕を残すこと自体に価値があると語りました。

『やすとものいたって真剣です』はTverで1月20日まで視聴可能

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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