カズレーザー、才能を見出すことを重視する風潮に持論 「親御さんとかで…」

「才能」が重視される風潮にカズレーザーさんが思うこととは…。

メイプル超合金・カズレーザー

10日放送の『カズレーザーと学ぶ。』(日本テレビ系)では、番組司会を務めるお笑いコンビ・メイプル超合金のカズレーザーさんが、「才能を見出す」ことについて持論を展開しました。


■遺伝の新事実を特集

行動遺伝学者の安藤寿康教授を見識者に迎え「遺伝の新事実」について紐解いた今回。

ある一卵性の双子の実例では、生後すぐに離れ離れとなった2人がたまたま同じ職業(先生)を選び、同じ日付に結婚式を挙げ、同じ曲を披露宴で流していた事実を踏まえ、安藤教授が「別々に育った双子が類似性を示す例はほかにも沢山見つかっている」「これは行動遺伝学者からすると、“遺伝の影響”だといえる」と説明します。


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■遺伝に脳の形が影響

育つ環境や教育によって決まりそうな性格やセンスや収入も、遺伝が大きな影響を及ぼすと言われ、それには「脳の形」が大きく関係しているのだそう。脳のMRI参照の場面では、他人同士だと全く異なる構造をしている脳が、一卵性双生児同士だと90%以上一致していることが明かされました。

脳の画像を見て「ベースでこんなに他人と違うとは…」とスタジオは驚き。また出演者からは「こんなに遺伝の影響が強いってことは親に才能がないと子供にもない?」という疑問が上がります。

これについて安藤教授は、親が持つ様々な遺伝子がランダムに組み合わさって子供に伝わっていくと前置きしたうえで、子供はあらゆる分野で親にはない才能を発揮する可能性があると述べました。


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■「親御さんとかで…」

「どこに自分の才能が眠っているのか? っていうのはわからない。ということは一生探し求める可能性がある」と安藤先生。

その一方で、カズレーザーさんは「“才能があるはずだ”っていうのはすごく甘美な言葉だと思う」とその流れを指摘します。

「親御さんとかで、なんらからの才能があるってことに囚われている人をよく見て…」と切り出し、「そういう才能って”分かりやすい才能”だったりする。計算が早いとか、頭の回転が早いとか、物覚えが良いとか、野球が上手いとか」とカズレーザーさん。


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■「見つかんなくてもいいじゃない」

カズレーザーさんは「それって親側が憧れてた才能を投影して、たまたまそういう才能が持ってる子がいると『じゃあウチの子はなんかないかな』って100パターンもない才能と比べてる」と持論を展開。

「才能があるって言葉が独り歩きするのって結構残酷な結果を生むというか…」「才能が見つかんなくてもいいじゃないっていうのが一番大事」と想いを語りました。

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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