エドワード・ノートン『ファイト・クラブ』(1999年):「イケオジ」作品のススメ

オーバー40男優「イケオジ」のススメ:エドワード・ノートン。あらゆる役を理知的に。

エドワード・ノートン
(引用:IMDb.com, Inc)

年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』の12月23日公開を記念して、本作で億万長者のマイルズ・ブロン役を演じているエドワード・ノートンです!


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■ギリシャの殺人事件

エドワード・ノートン
(引用:IMDb.com, Inc)

12月23日公開の『ナイブズ・アウト:グラスオニオン』は、ダニエル・クレイグが名探偵ブノワ・ブランに扮し、事件の謎を解き明かしていくミステリー。2019年の『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密』の続編で、今度は舞台をギリシャに移し、殺人事件に巻き込まれたブランの活躍を描きます。

その物語の発端となる人物が、億万長者のマイルズ・ブロン。ブロンは友人たちを、プライベートな島で行うミステリーゲームに招待します。ところがそこで、本物の殺人事件が起こってしまい…?


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■億万長者も殺人犯も

エドワード・ノートン
(引用:IMDb.com, Inc)

このブロン役を務めているのが、1969年8月18日、アメリカ生まれのエドワード・ノートン。1996年、映画デビューとなった『真実の行方』で演じた、解離性同一性障害の可能性を持つ殺人容疑者役でゴールデングローブ賞助演男優賞を受賞して以来、どんな役でもこなす実力派として知られています。

名門イェール大学出身の知性を生かし、どんなに複雑なキャラクターでも、計算してスマートに演じている印象です。


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■理知的な演技で魅せる

エドワード・ノートン
(引用:IMDb.com, Inc)

そんなノートンのスマートな演技を一番堪能できるのが、『ファイト・クラブ』(1999年)。

本作でノートンは、主人公の「僕」という、不眠症に悩む自動車会社勤務の会社員を演じています。ある時「僕」は、タイラー(ブラッド・ピット)と名乗る謎の男に出会い、意気投合。やがて2人は、殴り合いが行われる「ファイト・クラブ」を結成することになります。

かなり古く、主演のブラッド・ピットに注目が集まりがちの作品ですが、この「僕」とタイラーの関係は、ノートンなくしては成り立たなかったといっても過言ではありません。ラスト、すべての線が繋がった時、ノートンの理知的すぎる変化に思わずうなってしまう傑作です。

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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

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