中国、ゼロコロナ緩和で混乱 橋下徹「僕らもここに向かおうとしていた」

7日に中国政府が無症状感染者や軽症者の自宅隔離を認めるなどゼロコロナ政策の緩和を発表して混乱する市民も。

橋下徹

中国が突然「ゼロコロナ政策」を緩和したことにより、新たな混乱が広がっています。

12日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では現地を取材し、急激な政策転換に戸惑う市民の様子を報じました。


■コロナ対策が緩和され混乱も

中国政府は7日、無症状感染者や軽症者の自宅隔離を認めるなど改善策を提示し、PCR検査の対象を縮小する大幅な緩和策を打ち出しました。

しかし同番組によると、政府はいまだ、大企業などに陰性証明の提示について判断を一任しているとのことです。

中国各地でPCR検査場が相次いで撤去されたものの、急な転換ゆえにいまだ陰性証明を必要とする場所も。中国内部では「陰性証明がなければどこにも行けない、働くこともできない」と不便さを訴える人も続出し、混乱が生じています。


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■橋下徹「ゼロコロナ政策絶対無理」

元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんは、突然発表された緩和について「新型コロナでゼロコロナ政策って絶対無理なんですよ」「だから中国がこういうふうに変更するっていうのは当然なんですが」とコメント。

そんな前置きをしつつ、日本も一時期専門家が「PCRをどんどんやって陽性者を見つけて隔離をする」と訴えていたと回顧。

その方向性をとっていたら中国のようになっていたとのべ、「日本はもうそれはやめて、医療機関の方でバックアップしようという方向に変えました」と比較しています。


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■医療体制を強化して対応すべき?

さらに橋下さんは、致死率が高く症状が目に見えるエボラ出血熱の例を出して、そういった場合にこそ「ゼロ感染症対策」をすべきだと発言。

新型コロナのように、無症状者が感染を広げる場合は、「絶対にこういうゼロコロナ政策の方向に向かっていったらだめです」「医療機関の体制を強化してウィズコロナでやるってことを我々しっかり認識しないといけないと思います」と持論をのべています。


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■日本も「ここに向かおうとしていた」と警鐘

VTRでは、まだ閉鎖されていない検査場に人が殺到し行列ができる様子や、スタッフが発熱する中「自己管理でお願いします」「自己防衛で」と言われ困惑する美容室経営者の声などを紹介した同番組。

橋下さんは「中国のことを笑うとか不合理だとは言ってられませんよ」と力説し、「僕らはここに向かおうとしていたんだからね一時期はね」と警鐘を鳴らしています。

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(文/fumumu編集部・星子

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