「そういう人って、俺…」 アプ活で出会った韓国人男性の“言葉”に泣きそうに…

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

「気さくで面白い」と思っていたおじさんとマッチングするも…帰り道、汽車ポッポされる事件が勃発し、広尾で絶叫。こんなはずじゃなかったのに。

そして新たに、若者韓国人とマッチング。この彼に言われた言葉に涙を流しそうになるなんて…。

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■若者韓国人とマッチング

汽車ポッポおじさんから「またお会いしましょう!」とLINEがきていました。…またって。また道で一列に整列して、汽車ポッポするってこと? 絶対イヤ…。しかし、この人に未読スルーは悪い気がしました。私に気づいて顔バレした…というのは、恥ずかしくもあるけれど、素直に嬉しい。なので、こう返信しました。

「気づいてくださり、嬉しかったです、もっともっとお笑いがんばろうと思いました! なので、しばらくは婚活は辞めることにしました。仕事に集中します、また機会がありましたらよろしくお願いします」。嘘をついてしまいました。このあともガンガンマッチングアプリをやるくせに。

そして相変わらず、たくさんマッチングしているなか、マッチングアプリBで韓国の若者とマッチング。

「アプリ辞めようと思ってたからさ、嬉しいよ」と、韓国人の若者・キムくん(仮名)からメッセージ。彼のプロフィール写真は、夜の写真でちょっと良く見えないけれど、10歳ほど年下のごくごく普通の若い青年という感じでした。

マッチングアプリを辞めようと思っていた理由を聞くと…「なかなかマッチングしないし、しても業者だし、これってナンパと一緒だから、だったら現実でナンパした方がいいかなーって笑」。なるほど、なるほど。確かにカジュアルマッチングアプリは、ほぼナンパに近い。気軽に声をかけて、引っかかればラッキー。…じゃあ、私は全部に右スワイプ(いいね)していたので、街ですれ違う人全員に逆ナンしていたんだ。冷静に考えると…私、やばいな。

その後、メッセージはさくさくと弾み、そのままLINEを交換しました。日本語がうまいので日本育ちなのだろう。たくさんやりとりし、それが深夜まで続くときもありました。

キムくんとはスケジュールが合わず、LINEのやりとりだけで2週間経っていました。あまりメッセージをダラダラとするのは、私の中でただハードルが上がっていくだけというデータがあるため「早く会おう!」とキムくんをせかし、やっと会う日程が決まりました。


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■まるで昭和の男

デート当日、キムくんから「ほんとごめん、30分くらい遅れる笑」と、遅刻するとLINE。30分か…。ありえないな。自慢ではないですが、マッチングアプリの待ち合わせで、私はほぼ遅刻をしたことがありません。しても30秒くらい。芸人のルールみたいなもので遅刻はあまりしなくなりましたし、万が一遅刻して帰られたらもったいないという気迫がありました。

30分どころか、待ち合わせから45分経って、キムくん到着。

「あー、まほさん? どうもどうも」到着したキムくんは、特別に背が高いわけでもなく、イケメンでもなく、いかにも男友達にいそうな話しかけやすい雰囲気でした。「ちょっと遅いよー」と、私は彼女みたいに言ってみました。なんだかそう言ってみたくなりました。2週間もLINEをしていたので距離が縮んでいるように感じたからです。ごめんごめんと謝りながら、渋谷の宮下公園にズラーっと並ぶお店に行きました。

席に着くと、彼の方から、何食べる? 何が好きなの? と、レディーファースト。遅刻を気にしてるのかしら? しかも、会話もお互いにスムーズ。2週間のLINE効果って意外とあるのかもしれない。すると、キムくん。私のいかにも好きなセリフを言ってきました。

「もっと注文しなよ、ちなみに絶対に、一銭も払わないでね。俺、昔から先輩に女に金を出させるなって教え込まれてきたからさ」。

若いのにまるで昭和の男。今時けっこう珍しいと思う。マッチングアプリをやっていると、若い人は割り勘も多い。そんななか、このセリフ。「レストラン予約大好き女」の私。見栄を張ってるのかもしれないけれど、かなりかっこいいと思ってしまいます。

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