「奥さんとホテルで会って…」 アプ活で出会った男性の“トンデモ体験”にドン引き

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

婚活ダイアリー アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力! 女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

婚活アドバイザーの「幸せが遠のいている」発言をギャフンと言わせなければ! カジュアルな関係目的が多いアプリからの結婚という奇跡をおこさなければ! と、まだまだカジュアルなアプリをやり込んでいく私。

そして、マッチングして会った人から恐い話を聞いてしまいます、世の中、こんなに性癖ゆがんでるの?

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■「普通」なほど恐ろしい?

私のなかで「婚活アドバイザー」は、もはや敵と化していました。今に見てろ〜! 怒りながら日々マッチングアプリTをスワイプしまくっていました。すると…プロフィール写真は横顔のみ、あまりカジュアルなアプリではいなさそうな雰囲気の男性とマッチングしました。

「あら、こんな普通そうな人もいるんじゃん♪どうだ見たか! 婚活アドバイザー!」…しかし、この一見普通そうな男性、今までも色々と見てきましたが、私を闇深い世界へと連れていくことになるのです。

カジュアルな関係といっても、そんなアダルトビデオみたいな設定が現実にあるのか? 恐ろしい。世の中、怖いです。今回は怪談です。BGMに世にも奇妙な物語をおかけください…。

「まずは、電話しませんか?」このパターンか。私は慣れた感じで「いいですよ」と、さっそく「一見普通男」と電話することになりました。ビデオ通話ではなく、声のみの電話。まぁ最初だし、探りたいのかな? と思ったくらいだったのですが、この彼、やたらと疑ってくるのです。

彼「今、何してたんですか?」


私「特に、家で休んでましたよ」


彼「ほんとですか? アプリで会えてますか?」


私「何人か会いましたよ」


彼「ほんとですか?」


彼「どんな目的ですか?」


私「恋人探しですよ」


彼「えー? ほんとですか?」


どれだけ疑うんだろう。全ての返しに「ほんとですか?」 私は、あまり気分が良くないなと思ったので、何故そんなに警戒するのかと聞くと「このアプリ、サクラも多いじゃないですか、ちゃんと会えたりするのかなって」。

なるほど…。私はもうこの頃は、そこそこマッチングアプリ上級者になりかけていたので、こう分析しました。サクラに引っかかってしまう、つまり、この彼は、あまりモテないぞ…と、上から目線で私は思っていました。

むしろ「こういう人の方が真剣交際に持ち込めるぞ!」と期待と、婚活アドバイザーへの謎の復讐心が膨らみ、すぐこの彼と会う約束の日を決めました。

このあと、恐ろしい話を聞かされるとは知らずに…。


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■彼のマッチングアプリ体験談

待ち合わせは池袋。いけふくろう前。時間ぴったりに「一見普通男」は登場。実際に見た印象は、普通よりも少し暗い雰囲気が漂っていました。

居酒屋に行き、何でも頼んでくださいね、と大人な対応。アプリ慣れとまでは言わないけれど普通に女性には慣れている感じもしました。電話でやけに疑っていたのが気になるなぁと思っていると「ちょっとマッチングアプリ、どんな感じか見せてくださいよ」と彼。

どうぞ、と見せると「本当に会えてますか?」まただ。「この写真通りの人、来ましたか?」と疑ってくる。私は「写真通りとまではいかなくても、ちゃんと会えてるし普通にご飯も食べてますよ、もう何人も会ってますしね」と、少し自慢っぽく答えました。疑われるの気分良くないなぁ…この人は何を聞きたいんだろう。

すると突然、一見普通男の顔が曇りはじめました。「普通に会えてるんですね…じゃあ、僕が体験した話、していいですか?」え、なに…。

怪談話スタートです…。

「去年まで北海道で勤務していました。北海道でもこのマッチングアプリをやっていて、ある1人の女性とマッチングしたんですね、少し年上の女性です」


私は、真顔で話し出す彼の話を真剣に聞いていました。


「その女性と喫茶店で会うことになって、待っていたら、男性と2人で登場したんですね。その男性が、なんと旦那さんで」


…ん? どういう展開だろう?彼は話を続けました。


「3人で仲良くさせてほしい、ちょくちょく3人でご飯食べに行ったりしてほしい、って言われたんですね。それで何回か会うようになったある日、旦那さんから、あることを頼まれるのです。まほさん、何だと思いますか?」


いきなり、クイズ? わからないや、全然。


「なんとですね…、お願いがあるんです。僕の妻と寝てもらえませんか? と言われたんですね」


無言になる私。


「寝るだけでなく、ホテルに入る時に、写真を撮ってください、行為の写真はどっちでもよくて、ホテルに入る瞬間の妻の後ろ姿の写真を毎回送ってもらえませんか? って言われまして。それで、僕、毎週くらい奥さんとホテルで会って後ろ姿写真撮って、旦那さんに送ってました」


今、私はなんの話を聞かされてるの…?

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