医療行為には資格が必須。そんな当たり前の認識を気にもせず、独学で整形技術を取得し施術を行っていたという、衝撃のニュースが台湾を駆け巡りました。
なんでも相場より安い値段で美容関連の施術を行っていたとのことで、水面下には多くの被害者がいるのではないかと現地メディアを騒がせています。
■独学で整形技術を学ぶ
今回、無資格で医療行為を行ったとして台湾警察に逮捕されたのは37歳のベトナム人女性・呉容疑者。容疑者は2005年、台湾人男性と結婚するという名目で台湾に入国し、その後皿洗いのアルバイトをしながら美容について独学で学んでいたそうです。
最初は眉毛やヘアメイクに留まっていたものの、そこから豊胸、隆鼻術、二重手術やヒアルロン酸注入など医療資格が必要な技術まで習得したという容疑者は、その後ベトナムに帰国し個人の美容サロンを開業。
2017年に台湾に戻り、準備期間を経てサロンを再オープン、2021年10月からSNSを通じて集客をしていたことがわかりました。
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■月収は200万円を超えることも
調査によると、美容サロンにおける施術価格は基本的に非公開。ダイレクトメールを送り、施術内容を相談した後に呉容疑者が金額を告げるというシステムだったそう。その際は「値段交渉を受け付ける」旨も告げており、顧客に「安く済んだ!」と思わせる手法もとっていたとのこと。
実際台湾の美容整形相場よりも少し安かったことから、月に10人~の予約が入っていたため呉容疑者の月収は50万台湾ドル(約230万円)に達することもあったようです。
サロンには「モデル価格」や「新人医師価格」といったものも存在したことが確認されています。怖すぎる…。
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