ドルフ・ラングレン『アクアマン』(2018年):「イケオジ」作品のススメ
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:ドルフ・ラングレン。「血」の源を探す。
■海底の国を治める王様
ですが、ラングレン出演作として一番のおすすめは、2018年の『アクアマン』。
同作は、DCコミックのスーパーヒーローで、人間と、海底の国アトランティスの元女王との間に生まれたアーサー・カリーこと「アクアマン」(ジェイソン・モモア)の活躍を描く実写版です。
そこに登場する、アクアマンと共闘するほどたくましいヒロイン、アンバー・ハード扮するメラは、海底の国ゼベルの王女様。その父で、つまりゼベルの王様、ネレウスを演じているのがラングレンなのです。
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■一目でわかる「受け継ぐもの」
アクアマンと対等に戦うメラを見ていると、彼女の戦闘力の高さは両親譲りなのだろうと容易に想像できます。
まさに、「この親にしてこの子あり」が一発で納得できてしまうほど、ネレウスの存在感は説得力があるのです。
本作は、主人公のアクアマンが、人間と人間以外の生物から生まれているため、親子の「血」もひとつのテーマになっています。あるいは、「受け継ぐもの」「DNA」と言い換えてもいいかもしれません。
ネレウスの登場シーンは少ないですが、画面に映るだけで「高い戦闘能力を持つ」のがわかってしまうラングレン。ある意味、自分が何者かがわからなくなった時に、目で見てわかりやすい「血」の源を探すヒントを教えてくれるといってもいいでしょう。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)- 1
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